お盆に

 2003年、今年の夏は不思議な夏でした。長い梅雨が続いたあと、夏らしい日は数えるほど。あわただしくお盆がやってきてもうそこまで秋が来ています。せめて我が家の金魚の元気に泳ぐ姿を見て駆け足で過ぎ去ろうとしている夏を惜しむことにいたします。
 お盆はお墓参りなど、遠く離れた血縁が一同に会すすばらしい行事であると思います。こういった伝統はいつまでも続いてほしいですね。知らない間に大きくなった子供達がカレなんかを堂々と連れて来たりするのを驚きの目で見たりしました。

 一方で、今日は福井市内の病院へ、88歳にもなられるオジさんのお見舞いに行ってきました。消えようとしていく命を目の当たりにし、伸びようとする若者達と比較して、とても考えさせられました。何よりも大事なものは「命」なんですね。ますます小さな金魚にもその「命」を感じてしまいました。
2003 8/17
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