2005年04月26日
幢幡(とうばん)
寺院の宗派によっては、こんな幢幡が釣ってある。
いくつもやっているので、得意分野。
今日、修理依頼が入っての撮影。
幢は「はたぼこ」幡も「はた」の意。
インドではその昔、旗をさした。
現在の寺院では、仏像の上の仏天蓋(ぶってんがい)
須弥檀の前に人天蓋がかけられ、天蓋から伸びた位置に
幢幡が左右一対架けられるのが普通。
木製漆箔のものが多い。これからして、
幢幡とは天蓋から垂らした旗の意味合いがある。
幢幡の上には六方に竜頭があり、彩色などが
施され、瓔珞(ようらく)が垂らされ大変豪華なもの
になっている。
投稿者 sensyu : 2005年04月26日 16:31
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