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2005年12月01日

柿(かき)

しぶいカキと甘いカキの見分け方をご存知ですか。
しぶいカキ(渋ガキ)は何故渋いかと言えば
シブオールというタンニンのせいです。
このタンニンがまんべんなく溶けているカキはシブイ。

これに対して、甘ガキはこのタンニンが固まって
斑点のように散らばっている。この斑点は溶けにくい
ため渋みを感じさせない。

甘いかきは果実に斑点があるかないかで、見分けます。
でも、切るかしないと分かりませんから、一口食べて
わ~渋がきだ、と子供の頃の記憶が。
渋柿を長く干して水分がなくなると、おいしい干し柿に
なるのはこのせいでしょうか。

このシブオールは昔から塗料として柿渋(かきしぶ)
の名で知られています。漆にはウルシオールがあるように
漆とともに天然の塗料として威力を発揮してきました。
越前漆器を支えてきたのは実は柿(かき)だった
とも言えます。


投稿者 sensyu : 2005年12月01日 00:59

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