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2006年03月18日
楊貴妃とライチ
中国からたくさんの方が日本へ働きにきています。町の中を自転車で明るく行き来する光景も今ではもう珍しくありません。彼女達の故郷から送られてきたという「ライチ」が回りまわって今手元に。生はスーパーなどにもあるそうですが、乾燥実は初めて食しました。とてもおいしいですね。このライチは有名な楊貴妃が好んだと言いますから健康美容食、ダイエット食なのかも知れません。
楊貴妃は玄宗皇帝の寵愛を一身に受けた天下の美女であったそうですが、彼女の最後もまたそれに劣らずの悲劇であったそうです。そう言えばクレオパトラもよく似た道を辿ったようですし、果たして美人に生まれつくことが幸せに繋がるのかどうか。わが国も負けじと平安の小野小町が参戦していますが、やはりその晩年は不幸であったといいます。越前と言えば紫式部、彼女が美人であったかどうかは知りませんが、都恋しさに泣き濡れたと聞けば、これもある意味不幸なことであったのでしょう。ここはひとつ小野小町の歌を詠みながら、女性の謎に満ちた深層に迫ってみましょう、ライチを味わいながら。
花の色はうつりにけりないたづらに
わが身世にふるながめせしまに
投稿者 sensyu : 2006年03月18日 15:40
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