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2009年03月30日

テポドン

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 テポドンの発射台をグーグルアースではっきり見て、ほんとうに驚きを覚えた。人工衛星打ち上げであるそうだが、そう思えない深い溝が拉致事件などで出来上がっているのも事実。民族の分断という悲しい歴史を振り返れば、北朝鮮だけに悪のレッテルを張る気にはなれないが、実際にこうして発射基地を鮮明に目にすれば一分の好意も醒めていく。発射は数日後と報道され、日本に落ちてくるときは迎撃する、至極当然なことだ。こうして地球を眺めていると、他国の上空を飛び越える以外に衛星を軌道に乗せることができないのかとも思えてくる。問題は、そうまでして発射しなければいけない立場に追い詰めた世界政治にある。日本も国際連盟の席を毅然として退場した歴史を持つ。最後まで話し合いをあきらめてはいけない。普通のどこにでもいる一個人にも、世界を見つめ考えさせる機会を与えてくれたグーグルアースはすばらしい。( 40 51' 20.6" N, 129 39' 56.8" E ) とアースの検索窓に、一瞬で驚きの画像が、発射台横の小さな四角をクリックすると、過去のテポドン発射画像も添えてあった。先ほどのニュースを見て、いつまでもアメリカが日本を守ってくれるなどという甘い幻想は捨てるべきで、自分の国は自分で守る、これも至極当たり前のことだ。


投稿者 sensyu : 2009年03月30日 18:45

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