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2009年10月25日

AED講習会

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昨夜、友達とチャリこいで向かった先は南越消防組合東消防署。AED(除細動器・電気ショック)心肺蘇生法について、みっちり3時間の普通救命講習会。これまではAEDの普及が主、これからは実際に使うことができるように内容のレベルアップということで、少人数の講習会となったそう。山田・山口両救急隊員の指導が始まります。

まずパワーポイント画面に「知識より意識・資格より自覚」受講証が貰えると聞いて来た人?には冷や水か。これまで何度か心臓マッサージの訓練は受けたことがあるが、時代とともにやり方も新しくなっている。昔は息を一回吹き込み、マッサージ5回押し、それが2回と15回になり、今回指導を受けるのは2回吹き込みの30回押しだ。今後もっと回数が増える方向と聞く。

実技に入る。まず人が倒れていたら、肩を叩き声をかける。大きな声で周りの人に救急車連絡とAEDを持ってくるよう要請。息があるか顔を近づけ、胸の鼓動を見る。顎を押し上げ気道の確保、鼻をつまみ1秒かけやさしく2回息を吹き込む。マッサージは胸の真ん中を深さ4~5センチ、体の厚みにして1/3窪む程度に、押した後はしっかり離す。この時のテンポは「どんぐりころころ」の歌がよいそうで実際私は歌いながらやってみた。

頼んだAEDが到着、使えますかと聞いて使えないと返事があれば、その方と心肺マッサージを交代し、スイッチを入れる。AEDからの声に従いパットを2枚つける。心臓を挟む位置につけ指示を待って電気ショックを与える。3分間何もしなければ人は死ぬ。救急車の平均到着時間は7分。ということは何をすべきか明らかだ。

心臓は止まる前、細かく震える動きをするが、この時血液を送り出す力を失う。マッサージをすることにより血液を送り出し、この震える動き心臓震盪(シントウ)を持続させ、AED電気ショックで一度この震えを完全に止め、心臓の正規な脈動回復を待つ。

最後に実技試験が、落ちた人は過去いないそうではあるが、残ってもらうことはあるとの説明に全員緊張。一人一人普段見ることのない真剣な姿、人の命にかかわることですからね。さて最後に餅を詰まらせたら、鼻をつまみ弱いパワーにした掃除機で吸い出すのだそう。知らなかったので家内に自慢したら、知ってるとの答えに汗。講習途中にも救助出動のサイレンが鳴るという緊迫した中での講習はとても有意義であったと思います。

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投稿者 sensyu : 2009年10月25日 11:53

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