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2012年03月02日
水仙と神話
何日か前になるが、越前海岸を通る。ここにはたくさんの漁港があり、その細い路地の店頭では水蒸気が高く上がり大変にぎやかで活気がみられた。水仙ランドへ寄ってみる。
強風に倒されたのか茎が横になったものがほとんど。それでも難を逃れた水仙の群集もたくさんあり楽しめる。やっと冬を脱したかのような真っ青な海を背景に水仙が一段と鮮やか。水仙の化身ナルシスという石板、そこから見る灯台がきれい。
「ナルシスの丘」案内板、[ギリシャ神話のナルシス]
ナルシスの美しさは誰をもひきつけずにはおかなかった。とりわけニンフのエコー(こだま)は、彼を深く愛し求めたが、彼は気高くエコーを無視した。報われない恋にエコーはやせ細り、とうとう声だけになってしまった。やがて復讐の女神ネメシスによってナルシスは池に映った自分の姿に恋し報われずに命を失ってしまう。そして彼の遺体の代わりに、白い花弁と黄色の花が残った。これが水仙の花だといわれている。
水仙を見る目が変わりはしませんか。
投稿者 sensyu : 2012年03月02日 22:25