« 山野草展 | メイン | ハノイより »

2013年03月21日

歴史講演会

oda.jpg

 越前町教育委員会より「福井の仏像ー指定文化財を中心にー」と題し、平成25年3月16日開催、講演会お知らせの葉書を頂く。演題につられ越前町織田コミュニティセンターへ。立派な多目的ホールはつい最近完成したとのこと。 そういえば昨年のちょうど今頃、越前町朝日のこれもまた立派な多目的ホールで、梅原猛講師による「越国と出雲王朝」の歴史講演会に参加している。

 この日(平成24年3月3日)同町植物園の事務所で偶然勧められた案内パンフを見、梅原先生の生年が私の父と同じであったことから、生きていたらどんな感じなのかと、とり方によれば大変不純な動機での講演拝聴であったと記憶している。越前には泰澄と信長がいる。信長は忌部の子孫。行基は泰澄に学び、円空を研究すれば泰澄にいきあたる。越国(こしのくに)は実は表日本であったことを理解しないと古代史は考えられない。新羅の文化が入る縄文後期から弥生の中期まで新潟糸魚川に翡翠が出る。ヒスイの勾玉にイノシシや鳥、魚などの動物霊と植物霊を彫りこむのは日本の思想である。さて出雲神話、古代出雲王朝があったことを遺跡がない為、歴史学者は疑ってきたが、1985年荒神谷遺跡、1996年加茂岩倉遺跡から王の権威の象徴である銅鐸がたくさん発見された。ここから銅鐸の詳しいお話があり、スサノオノミコト、ヤマタノオロチへと続く。最後に、自分の国の神話と日本人の誇りに強く言及されて講演を終えられた。

http://www.awatabe.com/fukui/umehara.jpg

投稿者 sensyu : 2013年03月21日 00:14

コメント