粟田部左義長

一種の爆竹燔柴(はんさい)の行事たる。所謂(いわゆる)左義長なるものは、
これも古來(こらい)邑(むら)神事の一にして、弘化前頃までは毎年正月十四日。
岡太神社境内、本町上の辻、同じく下の辻、この三ヶ所に各一本を打立てゝ祀をなし、
翌十五日朝、撤典(てってん)をなすを例とはなせり。(資料・男大迹部志)


燔柴・・・たきぎを壇上にもし、天を祭る意
撤典・・・すてる儀式などの意
邑 ・・・大きな里、村の意

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