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単民族国家と愛国心
2003/ 5/30 23:52
メッセージ: 2331 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
tozai nan bokuさん、こんばんは

>私はこれまで、日本は純血国家であり、それだからこその文化を持ててきたのではないかと思っています。

私は、日本はもともと単一民族国家だったのではなく、長い歴史の過程でほぼ単一民族国家になっていったと考えています。東北以北では、蝦夷と呼ばれれていたアイヌ民族がいたでしょうし、九州以南でも熊襲や琉球民族といった人たちが暮らしていました。分類学的に異民族の定義にあてはまるかどうかはわかりませんが、それぞれが独自の文化を持ち合わせていました。また、西日本には大陸や半島系の民族の流入もありました。その後奈良時代以降の律令制や鎌倉移行の封建制、さら江戸時代の鎖国制度などの国家の管理体制により、日本が民族的かつ文化的に均質な国家になっていったと考えています。日本独自の文化をもちえた要因は、むしろ島国という地理的要因が大きかったのではないかと思います。

>多民族国家としての経験がありません。
ここに、取り上げて「愛国心」を強調することもなかったのではないかと思っています。

「愛国心」を強調するかどうかは、民族の構成というよりは、その必要があるかどうかにかかっているのではないかと思います。必要があるケースというのは、安全保障上の脅威にさらされるというのが代表的だと思います。身近な例ですが、オリンピックやサッカーのワールドカップで日本人選手や日本チームを応援する理由は、やはり「愛国心」だからではないでしょうか。オリンピックやワールドカップで日本を応援するのにことさら愛国心を強調する必要はありませんが、安全保障上の脅威にさらされた場合は、国を守るモチベーションを高めるためにも愛国心をことさら強調する必要があるでしょう。日本では太平洋戦争後、そのような必要がなかったので愛国心を強調する必要はありませんでしたが、拉致やテポドンで威嚇する国家がある以上は、今後国家を守るために愛国心を強調する必要がある、と考える人も増えてきたような気がします。



これは tozai_nan_boku さんの 2329 に対する返信です

>単民族国家と愛国心
2003/ 5/31 10:20
メッセージ: 2332 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
おはようございます(^.^)


>長い歴史の過程で・・単一民族国家になっていった
>日本独自の文化・・要因は、むしろ島国という地理的要因が大きかった


私の純血国家であることが独特の文化を作った、という考えに対しては、民族の単一性ではなく、島国という閉鎖空間に起因している、というお考えですね。(これからは純血じゃなく単一を使っていきます)

反論その1 島国ではありましたが、仏教に代表されるように、大陸の文化は順次取り入れられ、江戸鎖国時代においてさえ出島を通して世界との窓は開かれていました。単一民族からくるところの身体的、言語的特長が独自の文化を開花させたと考えます。(例えば着物、西欧人が着物を着ると何となくしっくりこないのは身体的特徴からではないでしょうか)


>サッカーのワールドカップで・・ことさら愛国心を強調する必要はありませんが、
>安全保障上の脅威にさらされた場合は・・愛国心を強調する必要がある
(という意見も増えてきた・・)


反論その2 例えばアメリカなど国旗に向かい皆が合唱する姿に愛国心の強さを感じることもあります。多民族国家にとっては宗教、生活形態の違いからくる多種多様な考え方を、一つにまとめる作業が必要となります。それゆえ、ことさら国旗・国歌などでその意識発揚を必要とするのです。

くらぶるに、わが日本のような単一民族においては、ことさら国家を意識する必要もなく、例えて空気のような存在であるとも言えます。空気を意識して生活する人はなく、しかし酸欠ともなれば、自然皆で協力してその防護にあたると思います。国旗・国歌に対する関心の度合いなどで、愛国心の軽重を量る心配はないのです。


また気が向いたときご意見をお聞かせください。
反論などと大げさですが、わかり易くと思い^_^;



これは o_sole_mio00 さんの 2331 に対する返信です

慎んで訂正
2003/ 5/31 10:47
メッセージ: 2333 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
反論その1→わたしの考えその1
反論その2→同じくその2

国旗・国歌など一度も出てきてませんよね。議論のすり替えと言うんじゃないですか。
わたしの考えです。

失礼しました。



これは tozai_nan_boku さんの 2332 に対する返信です

>>単民族国家と愛国心
2003/ 5/31 22:57
メッセージ: 2337 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
tozai nan bokuさん、こんばんは

レスありがとうございます。

>島国ではありましたが、仏教に代表されるように、大陸の文化は順次取り入れられ、江戸鎖国時代においてさえ出島を通して世界との窓は開かれていました。

私は遣唐使廃止後の平安時代と鎖国後の江戸時代が日本の独自文化が育った時代だと思っています。この両時代は、海外との交流が疎遠になっていた時期です。前者の代表例はかな文字、後者は浮世絵ですね。

確かに鎖国後も出島が開かれていますが、出島で取り入れられた文化が、当時の通信手段、あるいは幕藩体制といった規制の中で日本国内で浸透して江戸文化のスパイスとなりえたかどうかは疑問です。

>西欧人が着物を着ると何となくしっくりこないのは身体的特徴からではないでしょうか

最近の若者が着物を着ても似合わないと思っていたのですが、体格が変ってきたからなのだと、ご意見を伺い納得致しました。

ただし私自身が持論の反証となると考えているものがあります、これだけ交通通信手段が発達し、人的物的な交流が容易になった現代において、私の主張が正しければ日本独自の文化が発達することはありませんが、日本が生み出したアニメーションは、世界を席捲しています。「千と千尋の神隠し」が大きな映画祭のグランプリやオスカーを受賞したのも記憶に新しいところです。に留まらず、日本で生み出されたアニメ番組は世界中のいたるところで見ることができます。私はグアム島でポケモンを、イタリアで「釣りキチ三平」を見た事があります。釣りキチ三平のオープニングソングが「ペースカトーレ!」で始まるのを聞いて大笑いした記憶があります。ペスカトーレはイタリア語で「漁師」という意味ですね。

アニメ文化の発展と日本の民族単一性の面から説明できるかどうか、非常に興味があるところです。

>例えばアメリカなど国旗に向かい皆が合唱する姿に愛国心の強さを感じることもあります。多民族国家にとっては宗教、生活形態の違いからくる多種多様な考え方を、一つにまとめる作業が必要となります。それゆえ、ことさら国旗・国歌などでその意識発揚を必要とするのです。

私は戦後多くのアメリカ人がそれを自覚したのは、9.11以後だと考えています。10年ほど前にアメリカに数ヶ月滞在したのですが、ジョージア州にいったことがあります。ここは南北戦争の南軍の中心地で、当時はアメリカの国旗よりも南軍の旗が幅を利かせていました。ジョージア州の旗のデザインにも南軍の旗が使われていたのですが、1996年のアトランタオリンピックに合わせて旗のデザインが変えられ、南軍色は一掃されたそうです。

9.11まではアメリカは一つにはまとまっていませんでした。しかしまとまっていないということが自由な発想を許容し、国にパワーを与えていたような気がします。9.11以降、アメリカは何かヒステリックな方向でまとまってしまい、パワーを失ってしまったような気がします。

>わが日本のような単一民族においては、ことさら国家を意識する必要もなく、例えて空気のような存在であるとも言えます。

日本とアメリカの比較で言えば、日本の方が強く国家を感じることができるでしょう。規制もそれほどありませんし、日本では公共サービスであることが民間で運営されていますから。アメリカが国家に目覚めた(少しおおげさ?)のは9.11以降だと思います。

アメリカが9.11以降「愛国心」の高揚があれだけ際立つからこそ、愛国心のドライビングフォースは安全保障上の脅威ではないかと考える次第であります。



これは tozai_nan_boku さんの 2332 に対する返信です

>慎んで訂正
2003/ 5/31 23:00
メッセージ: 2338 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
touzai nan bokuさん、またまたこんばんは

>国旗・国歌など一度も出てきてませんよね。議論のすり替えと言うんじゃないですか。

これは「国旗・国家を語らずして愛国心を語ることなかれ」という意味に解釈できるのですが、そういうことでしょうか。



これは tozai_nan_boku さんの 2333 に対する返信です

>>慎んで訂正
2003/ 5/31 23:23
メッセージ: 2339 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
>>国旗・国歌など一度も出てきてませんよね。議論のすり替えと言うんじゃないですか。

>これは「国旗・国家を語らずして愛国心を語ることなかれ」という意味に解釈できるのですが、そういうことでしょうか。

違いますよ。自分の書いた文を読みなおしてみたら、今まで国旗・国家の話がどこにもないのに、知らずの内に入っていました。自分の文に対しておかしいぞ、といったのですよ。よく他のトピでそんな時すり替えと言っていたのを思い出して書いたんです。

誤解するような文で失礼しました。あせってまだ、前のレス読んでいません。とりあえず^_^;



これは o_sole_mio00 さんの 2338 に対する返信です

>>>単民族国家と愛国心
2003/ 6/ 1 0:06
メッセージ: 2340 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
まともに正面からご意見を こうした形でお伺いするのは、おそらく生まれて始めての経験であります。(お信じになられないでしょうが)さあどうレスしようか、緊張しています。やはりありのままの自分で・・・行くしか。

>私は遣唐使廃止後の平安時代と鎖国後の江戸時代が日本の独自文化が育った時代だと思っています

私は奈良時代から平安時代に移行するその間に大きな変化を感じています。例えて言えば仏教建築、仏教美術にそれが顕著であると思っています。大陸的な大様さ丸みから、日本的な繊細な感覚が研ぎ澄まされたと見えます。これはいろいろ回って見て肌で感じたことです。

かな文字は女性特有のものであり、男性はまだ漢字を使用することが一般的であり、また文字を使用した階層が当時の人口に占める割合を考慮した時、果たして日本の文化に大きなウエートを占めたものであるのか、よくわかりません。また、浮世絵はあくまで版画の世界であり、後世ゴッホなどに見出された為その価値を急に認められたものであり、主流はやはり狩野派などに代表される日本画を凌駕するものではなかったと思っています。

出島に関してはそうだろうと思っていましたが、つい書いてしまったと白状申しあげます。全くおっしゃるとおりであります。

>アニメ文化の発展と日本の民族単一性の面から説明できるかどうか、非常に興味があるところです。

外国をまわっておいでで、うらやましい限りです。こうしてお話をお聞きしていると何となく自分も旅行しているみたいで楽しく思います。

さてアニメは前記しましたように、民族単一性に深く根ざした土壌あって今日の栄光ありと感じております。日本のアニメと外国のそれは、全く違ったものであります。それはアニメ最初の作品「白蛇伝」ころからはっきりしていました。 ごめんなさい。打ち込みが遅いので。明日1番に続き書きますからよろしくお願いします。



これは o_sole_mio00 さんの 2337 に対する返信です

>単民族国家と愛国心A
2003/ 6/ 1 10:52
メッセージ: 2342 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
昨日は途中で失礼しました。おはようございます。

>アニメ文化の発展と日本の民族単一性の面から説明できるかどうか、非常に興味があるところです。

民族単一性がもたらすものは、その嗜好が似かよることにあり、そのことが独自の文化となって現われます。アニメの原点は日本最古の漫画『鳥獣戯画』であると思います。しかしこの作品は突然生まれたものではなく、それまでの禅宗、また絵巻物など、日本人だけの持つ宗教的また絵画的嗜好背景の歴史が生み出したものであります。日本には日本画がありその色彩は西洋油絵と対比して際立った違いを見せております。諸外国で厚く塗り重ねる油絵を至高とする人々には、この淡白で心に染み渡る色使いは正にオリエンタル的なものとして絶賛されることは、容易に想像できます。また鳥獣戯画の中で擬人化され生き生きと動く動物達は現在のアニメとなんら変らないものであります。このように長い特異な(単一民族)歴史の中での伝統がたまたまムービーに取り入れられ、小さくなった地球、いろいろな国の人々の目に触れ反響を呼んだのが今の姿であろうと思われます。


>アメリカが国家に目覚めた(少しおおげさ?)のは9.11以降だと思います。

私はアメリカが国家に目覚めたのは、保安官を町の人々で互選した、西部開拓時代にあると思っています。国家の最小単位は町であり、もうひとつ小さくすれば家族であると思っています。ミクロからマクロへ、またマクロからミクロへ、見ていくとき、本質が見えやすくなると思います。アメリカには自分達のことは自分達で守るという当たり前とも言える思想を建国以前から持てた、ある意味で世界初の国家であると思っています。ですから、普段自由そうに見えても、一たび有事ともなればさっと立ち上がりことができるのです。彼等から見れば、自分の生活を脅かす(インディアンまたは現在のテロ)ものを排除するのは当たり前であり、何を議論することが?という感覚を持っていたとしても不思議でないところは、彼等の持つこれもまた特異な歴史から来ていると思います。

9.11はその実行テロ達の思惑とは逆に アメリカをして、いかなる戦争をも実行可能にした、世界にとってその意味で大変不幸な出来事であったと位置づけています。

またよろしくお願いします。



これは o_sole_mio00 さんの 2337 に対する返信です

何故日本はマンガ天国か
2003/ 6/ 1 17:05
メッセージ: 2348 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
アニメに関連して、

現在日本は漫画天国とも聞いたことがあります。出版物の50%に迫るとか、それに比べ外国では5%ぐらいであったかと読んだ記憶があります。ではどうして日本はそうなのか興味のあるところです。現在のようなコマ囲み、また言葉を囲むやり方は、明治、大正期にアメリカから輸入されたものであり、当時活躍された漫画家、戦後では手塚治虫などによって、当初の欧米コミックより日本独自な現代の漫画が完成しました。

しかし、それを受け入れる土壌はやはり前述しました「鳥獣戯画」やご指摘の浮世絵などを古来より親しんできた風土を持っていたことが要因であると思います。それでは、何故これほど現在日本でマンガが発展したかについては、満員電車の中でも読むことができる。欧米は通勤時、車を使用することが多くハンドルから手が離せない。おもしろいところでは、象形文字を持つ国語文化がそうさせた、などなど諸説があるそうです。

速読をしていた頃、本を早く読むためには確か本の右上から左下に斜めに視点を移動し、その中のおおまかな筋を掴むようにしていました。縦書きの文化はマンガにも生かされており、先ほど申しましたように、絵を文字と捉える感覚でこのように読みますと、あっというまに立ち読み出切ることとなり、本屋のおばさんが怒ってくるわけであります。

マンガは安くて軽くて音がでない・・・とどこかに書いてありました(笑)
日曜日でもあり、チョット気を抜いての投稿お許しのほど。


Ps.sensoumonoさん、ご丁寧にありがとうございました。おっしゃるようにレスはしないでおきますからね。



これは tozai_nan_boku さんの 2342 に対する返信です

民族と文化(アニメ、映画)
2003/ 6/ 1 17:40
メッセージ: 2349 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
touzai nan bokuさん、こんにちは

鳥獣戯画ですか、私もあれは傑作だと思います。鳥羽僧正は、手塚治虫の大先達ですね。ただ、背景である仏教はインド発、中国経由、その絵のタッチは、南画などとも共通するところがあります。仰る通り、

>外国で厚く塗り重ねる油絵を至高とする人々には、この淡白で心に染み渡る色使いは正にオリエンタル的なものとして絶賛される

です。
しかし、東洋と西洋の文化的な違いは確かに際立たせることはできますが、どういうところが、東洋の中の「日本独自」の部分であり、それが単一民族であるがために発展していった理由につきまして、更にご教示頂ければ幸いです。

アニメと言えば、アメリカにも巨匠、ウォルトディズニーがいます。現在の日本の巨匠達もディズニーの影響を受けたといわれています。映画にしても、ハリウッドの巨匠、たとえばスピルバーグやルーカスも日本の巨匠として名高い黒澤明の影響を受けていますし、ハリウッドの巨匠の影響を現在の日本の監督も受けているでしょう。つきつめて考えていけば、20世紀以降の文化は日本人、アメリカ人というのではなく、個人の影響のほうが大きいような気がするのですが、いかがでしょうか。

アメリカについてはまた、後ほど



これは tozai_nan_boku さんの 2342 に対する返信です

>民族と文化(アニメ、映画)
2003/ 6/ 1 19:16
メッセージ: 2350 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
o_sole_mio00さん、こんばんは。


>ただ、背景である仏教はインド発、中国経由、その絵のタッチは


これは宗教がどこで発生したかを重視するお言葉であり、その教義こそ全てであると思う私には理解しにくいお言葉であります。


>どういうところが、東洋の中の「日本独自」の部分であり、それが単一民族であるがために発展していった理由につきまして


それは民族を取り巻く自然から来る物だと思っております。日本の山川が現在の日本人の心を支えているものであり、なだらかな山の形状が精神に与える影響は大であると考えます。この中に生まれながら住む日本人には、自然その自然にそったこころが芽生えるのは当然であると考えます。荒々しい風土からはそのようなこころしか生まれないかも知れません。自然とヒトのこころは一体のものであります。また単一民族であるがために・・・は生まれながらに日本に住む外国人がいたとしたらどうなるのかは、まだ考えたことがありません。


>20世紀以降の文化は日本人、アメリカ人というのではなく、個人の影響のほうが大きいような気がするのですが、いかがでしょうか。


アメリカにはアメリカの過れたところがたくさんあると思います。しかし戦後アメリカに対する傾倒は異常であるとは思いませんか? 軍事力で負けたからと、自国の文化そのものまで否定してきたように思えます。軍事(技術)と文化は全く別のものであります。決してアメリカ人が嫌いと言っているのではありませんよ。友達もいますからね。私はもっと日本人が胸を張って欲しいだけなのです。日本人が自国の文化に誇りを持って欲しいだけなのです。


思ったままを言っていいのでしょうか?
お気を悪くされるのならやめたいと。



これは o_sole_mio00 さんの 2349 に対する返信です

>>民族と文化(アニメ、映画)
2003/ 6/ 1 22:11
メッセージ: 2353 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
touzai nan bokuさん、こんばんは

真摯なレスをありがとうございます。

>思ったままを言っていいのでしょうか?
お気を悪くされるのならやめたいと。

正しい、間違っているというのでなく、異なった見解が存在し、それを尊重し合うということであれば、思ったままを言って頂いてもちろん結構です。私もtouzai nan bokuさんに失礼のないよう、表現に留意する所存ですが、こちらが至らずご不快のことがありましたら、遠慮なくお申し付けください。

>私はもっと日本人が胸を張って欲しいだけなのです。日本人が自国の文化に誇りを持って欲しいだけなのです。

少し「日本人が胸を張る」とか「自国の文化に誇りを持つ」というイメージで少し混乱しています。日本人として胸を張れるのは、海外の人に対して日本人として認めさせることができる、あるいは日本の文化の担い手として海外に紹介することができる、ということであると思います。

私個人の考え方ですが、日本人が日本人として胸を張ろうと思えば、その人が何がしか海外で認められることが必要である、と思います。認めてもらえるというのは何も、特殊な技能や知識は必要ありません、海外に出て行くなり、日本にやってくる外国の人たちを相手に、自分の言葉で自分の意見を伝える、それだけでよいと思います。言葉の壁というのは中学校の単語力があれば、辞書と筆談で十分コミュニケーションはとれます。

私にはそれを痛感させられた出来事があります。もう10年近く前ですが私の所属している業界の国際学会がアメリカであり、参加したのですが、日本人は私一人であり、日本代表になってしまいました。ところが、アメリカやヨーロッパからの出席者は、日本からきたということで「よく来てくれた」と歓迎してくれ、私の質問に対してもとてもフランクに答えて頂き、本当に感激した思い出があります。

日本という国に愛着を感じ、日本という国を誇りに思うのなら、その素晴らしさを積極的に個人の立場としてでも、海外に伝えて欲しいと思います。そのときに日本の文化について多少造詣があるだけでも尊敬を集めることは確かだと思います。

私もアメリカでビジネス英語を数ヶ月勉強したのですが、コースの終わりにそれまで英語を教えてくれた先生を相手に感謝の意味も込めて「日本民族の成立について」という授業を即席で行い、興味を持って聞いてもらったという経験があります。

>生まれながらに日本に住む外国人がいたとしたらどうなるのかは、まだ考えたことがありません。

やはり、普通の日本人と同じマインドを持つようです。私も日本の自然は素晴らしいと思います。里山や白砂青松がだんだん失われていることは本当に残念です。

>これは宗教がどこで発生したかを重視するお言葉であり、その教義こそ全てであると思う私には理解しにくいお言葉であります。

日本の仏教の宗派は、日本オリジンであるという意味ということでしょうか。ただし、仏教そのもののオリジンは海外だということは否定できないということです。それでは日本の仏教の教義について、その日本オリジンの部分の成立と日本人の民族性との関係はいかがでしょうか。

話題がかなり広がってきた観がありますが、気の向いた時に気の向いた話題についてご意見を頂ければ結構です。



これは tozai_nan_boku さんの 2350 に対する返信です

アメリカと国家
2003/ 6/ 1 22:42
メッセージ: 2356 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
touzai nan bokuさん、またまたこんばんはです。

>アメリカが国家に目覚めたのは、保安官を町の人々で互選した、西部開拓時代にあると思っています。

この場合、むしろ「自治」に目覚めたのではないかと思っています。

>国家の最小単位は町であり、もうひとつ小さくすれば家族であると思っています。ミクロからマクロへ、またマクロからミクロへ、見ていくとき、本質が見えやすくなると思います。

アメリカは合衆国と呼ばれ、州の連合体であるのが連邦政府です。また州ごとに政府があります。アメリカで単に「政府」といった場合、州政府か連邦政府か混乱する場合があります。州は国土は日本と同程度もしくはより広く、日本の県よりははるかに独立した権限を持っています。アメリカの大統領の多くは州知事経験者であります。

アメリカの一般市民は「アメリカ合衆国」を国家として体感するには余りにも広く(ハワイを除いて国の中で時差が3時間あります)、普段の生活の中で連邦政府は遠い存在だと思います。

つまり、個人、家族、コミュニティー、自治体、州、連邦政府とミクロとマクロの関係が等価であるかというと、必ずしもそうではないと思います。

以前にジェトロのオレゴン州事務所の方のお話を伺ったのですが、オレゴン州の最大の貿易相手は日本であり、その額はアメリカ国内のどの州よりも多いということで、オレゴン州は日本を非常に重要なパートナーと考えているそうです。その方の言葉を借りれば「オレゴン州の目はニューヨークより東京に向いているのです」。これは、オレゴン州の北のシアトルがあるワシントン州も同じで、イチローがマリナーズを選んだのは正しい選択だったと思います。それに引きかえ、ニューヨークを選んだ松井は・・・(まだ判断するには早計ですが)。

一方9.11はアメリカ国外からの、アメリカ合衆国民をターゲットにした無差別テロであり、またセンセーショナルな画像は、合衆国全国民に身の危険を感じさせるに十分でありました。そういった脅威により、自分が合衆国民であることを改めて意識したと考えています。そして合衆国民が一丸となってテロと闘おうという意識が湧き出たと考えています。

つまり安全保障上の脅威にさらされることにより、合衆国国民が愛国心の高揚させた、すなわち、安全保障上の脅威が愛国心高揚(これが抜けていました)のドライビングフォースとなった、と考えております。



これは tozai_nan_boku さんの 2342 に対する返信です

>アメリカと国家
2003/ 6/ 1 23:09
メッセージ: 2357 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
今度はよくわかりました>o_sole_mio00 さん、ありがとうございます。


>つまり安全保障上の脅威にさらされることにより、合衆国国民が愛国心の高揚させた、すなわち、安全保障上の脅威が愛国心高揚(これが抜けていました)のドライビングフォースとなった、と考えております。


ちょっとこれだけは今日の内にお伝えしたいと思います。

>「日本人が胸を張る」とか「自国の文化に誇りを持つ」というイメージで少し混乱しています。日本人として胸を張れるのは、海外の人に対して日本人として認めさせることができる、あるいは日本の文化の担い手として海外に紹介することができる、ということであると思います。

これは私の思いと全く違います。海外に対してどうのじゃありません。自国に育まれてきた伝統的なものに対する尊敬の念が、薄れてきていると感じているだけであって、これは日本国内、日本人自身の問題であります。敗戦したからといって文化そのものも敗戦したような空気を心配するのです。これは対外的なものではなく、あくまで心の持ちようであります。くどいようですが、軍事上のことと文化を切り離して考えることが必要であると言いたいのです。

解ってもらえたか心配ですが、またぜひご指導よろしくお願いいたします。



これは o_sole_mio00 さんの 2356 に対する返信です

>愛国心について
2003/ 6/ 1 23:56
メッセージ: 2359 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
touzai nan bokuさん、こんばんは
続けてのレスありがとうございます。

>これは私の思いと全く違います。海外に対してどうのじゃありません。
>日本国内、日本人自身の問題であります。

日本人にそういった心情が薄れているということをお嘆きの気持ちはわかるのですが、私は「世界の中の日本」であるべきと考えています。それに海外を意識したほうが、「日本人」ということを強く意識できると思うのです。

>これは対外的なものではなく、あくまで心の持ちようであります。

私はtouzai nan bokuさんのように純粋に日本を愛していらっしゃる方にはなおさら、日本のよさを海外へ向けて発信していただきたいと常々思っています。国際化のなかで日本が世界と無縁でいれるはずもないのですから。

国内も国外も等価であるというのが私の信念です。従って、この問題を国内の問題、日本人の心の問題としてしまうのは、片手落ちではないかと考えます。

そんなたいそうなものでもないのですが、「世界」を意識する者の意見として、お聞き頂ければと思います。



これは tozai_nan_boku さんの 2357 に対する返信です

1日の終わりに
2003/ 6/ 2 0:03
メッセージ: 2360 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
touzai nan boku様

本日は数多くのレスをありがとうございました。

本日は活発かつ有意義な議論ができ、充実した1日を過ごすことができました。

考え方が少し違うからこそ議論のし甲斐があると思うのですがいかがでしょうか。

これからもよろしくお願い致します。



これは o_sole_mio00 さんの 2359 に対する返信です

>1日の終わりに
2003/ 6/ 2 19:49
メッセージ: 2366 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
o_sole_mio00さん、こんばんは。

>充実した1日を過ごすことができました。

それはこちらの言葉です。なにせ始めてのことであり、失礼がなかったか心配しておりました。

>考え方が少し違うからこそ議論のし甲斐があると思うのですがいかがでしょうか。

私に考えなどあろうはずもなく、ただこころに浮かんだことをお話しているだけですから、とても稚拙にお感じでしょうが、これもご縁かと思っていただけたらと思います。

こちらこそ丁寧なお言葉に恐縮しております。
あとで書けたらと思いますがよろしければお付き合いくださいませ。

これは o_sole_mio00 さんの 2360 に対する返信です

オリジンとは?
2003/ 6/ 2 21:09
メッセージ: 2369 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
o_sole_mio00 さん、こんばんは。

平日でもあり一点に絞って見ました。

>日本の仏教の宗派は、日本オリジンであるという意味ということでしょうか

そうだと思っています。仏教がインド発祥であることは誰でも知っています。しかしこのサンスクリット語の教えを求め中国からはるばる三蔵法師が求道の旅をされました。西遊記で有名ですね。このとき膨大な経典を持ち帰り、漢字に置き換えました。これをまた、空海や最澄などが命がけで日本にもたらしております。宗教家ではありませんが「正方眼蔵」などは読んでいます。もちろん浅学な私に手におえるものではありませんが、なかなかよいことが書かれています。

さて釈迦の教えは日本で開花することとなりましたが、これは日本のオリジナルであると言ってよいと思っています。釈迦が一生の内であれほど多くの発言できるわけでなく、弟子から弟子へ、また中国へ、日本へと、その間いろんな解釈が加えられたものであり、その時点々でオリジンなものといってよいのではないでしょうか。まして、インドに仏教なく、中国においてもご存知のとおりであります。日本における仏教の創始者はみなそれぞれよしとする仏典を発展し日本独自の宗派を多く完成いたしました。

ライト兄弟が飛行機を確かに発明しました。しかし零戦を日本オリジンではないと言う方がおられるでしょうか。


お気が向いたとき ご意見をお聞かせくださいませ。
よろしくお願いいたします。



これは o_sole_mio00 さんの 2353 に対する返信です

>オリジンとは?
2003/ 6/ 2 22:55
メッセージ: 2370 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
touzai nan bokuさん、こんばんは

>ライト兄弟が飛行機を確かに発明しました。しかし零戦を日本オリジンではないと言う方がおられるでしょうか。

分かりやすいたとえですね。その通りだと思います。参りました。日本にあります仏教の各宗派は日本オリジンであることについては納得致しました。確かに日本の仏教が、インドのお釈迦のお墓に巡礼するという話は聞いた事がありませんね。

この論法で行けば、同じキリスト教でもカソリックはローマオリジン、ロシア正教はロシアオリジン、モルモン教は、ユタ州オリジンとなりますね。

>日本における仏教の創始者はみなそれぞれよしとする仏典を発展し日本独自の宗派を多く完成いたしました。

日本の仏教の教えは、お釈迦さまの教えではなく、弘法大師や親鸞上人や日蓮上人などの教えということですね。

話は変りますが、入社して間もない頃、永平寺にいったことがあります。早春でなお雪深く、荘厳な雰囲気だったのを覚えています。

日本よりキリスト教徒が多いとはいえ、韓国でも仏教徒も多く、韓国のお寺やお坊さんは、見た目は日本のそれとあまり変らないのです(韓国のお坊様は抗議の焼身自殺をするなどやや過激ではありますが)が、韓国も単民族国家であるため韓国と日本の仏教は似たようなものでしょうか、それとも大きな違いがあるのでしょうか。

仏教には造詣が深いとお見受け致しました。どうぞご教示下さい。



これは tozai_nan_boku さんの 2369 に対する返信です

>永平寺
2003/ 6/ 2 23:35
メッセージ: 2371 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
レスありがとうございます

>インドのお釈迦のお墓に巡礼するという話は聞いた事が

そんなことはありません。釈迦に対する信仰は厚くツアーを組んですごい数の日本人が観光もかねてインドへ行っております。行っていないのは私ぐらい(笑)かも知れません。

>この論法で行けば、同じキリスト教でも

そうだと思います。

>日本の仏教の教えは、お釈迦さまの教えではなく、弘法大師や親鸞上人や日蓮上人などの教えということですね。

これはどうでしょうか。お釈迦さまの教えではなく・・ではなく釈迦の教えを各祖師が日本オリジンしたと言い換えてはだめですか。釈迦の教えと言われますが原始仏教の経典はそれほど多くはないと思います。読んだことも有りますが当たり前のことを、当たり前に説かれていると思っています、しかしそのうちの一つとして実行難いことばかりと思います。シンプル・イズ・ベストかと。

>永平寺にいったことがあります

曹洞宗本山でありますが、私はもっぱら門前みやげ店で舌づつみを打つ方であります。禅宗は寺の作りが質素であり周りの自然を散策する方が好きです。ほんとうにようこそお出でくださいました。

>韓国と日本の仏教は似たようなものでしょうか、それとも大きな違いがあるのでしょうか。
>仏教には造詣が深いと

先ほども申し上げたとおり、宗教家でもなく趣味の範囲でもありません。普通一般の方が持つ知識以上は持ちあわせておりません。
ただ韓国は儒教が盛んな国とばかり思っておりました。仏教も盛んなのですか。

地理的なものか日本は行き止まりという感じがしますね。どんどん新しいものが大陸から流れてくる。しかし太平洋へ流すことができない。それでいろんなものが蓄積したのかも。しかし考えてみれば、それがある意味滅んだかも知れないものを生かすことになったかも知れません。正に釈迦の予言どおりでありました。

>どうぞご教示下さい

これは私にとんでもないことです。もう使わないでください。
よろしくお願いいたします。



これは o_sole_mio00 さんの 2370 に対する返信です

日本とアメリカの相違点は
2003/ 6/ 3 19:36
メッセージ: 2375 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
o_sole_mio00 さん、こんばんは。

>「世界」を意識する者の意見として、お聞き頂ければと思います。
>英語を教えてくれた先生を相手に感謝の意味も込めて「日本民族の成立について」という授業を即席で行い、興味を持って聞いてもらったという経験があります。

すごいと思いました。ぜひご指導くださいませ。
ところで世界を知らない(日本から出たことの無い)私なので、一年に一度?放映されるNHKの外人による弁論大会を興味を持って見ています。外国人から見た日本はどう見えるのだろう。それで、思ったのですが、取りあえず日本とアメリカの違いについて考えて見ませんか。体格、背が高い、鼻が高いの類は腹が立つだけですので(笑)除外して。

できるだけ身近な生活に関するものが、おもしろいかも知れません。例えばアメリカではおじぎとか正座はしないみたいなことでも。こうして両国を比べることで、考え方の違いとかが解って親しみが持てるようになるといいと思いますが、いかがでしょうか。もっといいご提案があればおっしゃっていただけないでしょうか。

誰でも入れる話題づくりを考えられたらと思います。
きっと太平洋戦争を理解することにも繋がると思います。

#日本民族の成立について・・・も興味があります。そのときされた演説まだ憶えています?



これは o_sole_mio00 さんの 2353 に対する返信です

以心伝心が通用しない
2003/ 6/ 3 22:49
メッセージ: 2376 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
touzai nan bokuさん、こんばんは

>取りあえず日本とアメリカの違いについて考えて見ませんか。

アメリカに何ヶ月かいて、一番感じたのが「アメリカ人には以心伝心は通用しない」ということです。目で語っても理解されません、せいぜい相手の都合のよいように誤解されるのがおちです。

日本人は、民族、生活水準、教育水準が極めて均一ですから、あるていど相手の考えることが理解できます。その点言葉で説明することがかなり省略できます。また、分かりきったことを言うのは失礼であるという風土もあります。言語も直接表現するのでなく、婉曲な表現を美徳とします。

一方、アメリカ人は日本人の逆です。多様性があるため、考え方もまちまちですし、謙譲の美徳もありません。相手がどう受け止めようがストレートに言語で表現しないと理解してもらえません。ただし、ある程度教育水準の高い層(例えばビジネス社会)では、日本人との共通する部分もあります。その場合は比較的婉曲に表現することがマナーにかなっています。

一般的にいえば、日本は言葉は少なく婉曲に、アメリカは言葉で表現して表現をストレートに、ということになります。

日本人とアメリカ人のコミュニケーションが上手くいかない原因の一つが、言葉による表現に対する考え方だと思います。

>#日本民族の成立について・・・も興味があります。そのときされた演説まだ憶えています?

吹いてしまいましたが、そんな大したものではありません(日本人相手には恥ずかしくてできません)。おぼろげながら、憶えているのは、縄文人に北方の白人系、大陸系、南方系からの混血で成立したということです。南方系の混血のあった証拠として、南方の風土病であったヒトT−セル白血病のウイルスの遺伝子を、鹿児島県、宮崎県、高知県に住んでいる人が高い比率で保有している(感染者ではなく、感染者の子孫であることを示します)いうことを紹介したと思います。はったり半分でしたので、間違いも多々あったと思います。



これは tozai_nan_boku さんの 2375 に対する返信です


草履と靴の違い
2003/ 6/ 3 23:30
メッセージ: 2377 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
o_sole_mio00 さん、こんばんは。

早速ご賛同? ありがとうございます。いきなりハイ・レベルな書き込みに恐れ入りました。このレスの内容は非常に考えさせられるものがあり、今すぐにはとても返せません。明日にでも。

ご賛同いただけるかどうか解らなかったので、こちらは何も考えていませんでした。取りあえず思いついたものを(恥かしいですが)間違いがあれば、明日にでもよろしくお願いします。

題は、はだしと靴の文化・・・おおげさ!

映画を見て驚くことはアメリカでは靴を履いたまま部屋へ入ることです。部屋が汚れないのでしょうか。家の中が外と同じであるということが、どうしても納得しにくいことのひとつです。また、俳優さんを見ているとワイシャツの下に何も着ていません。汗をかかないのでしょうか。

日本では車を運転するときスリッパ風のサンダルはダメですが、たしかハナオのついたものならいいんですよね。アメリカにはないんではないでしょうか。これは下駄を履いていた文化のなごりでしょう。

アメリカでは足の裏を見せるということは恥ずかしいことと聞いたことがあります。しかし最近日本の保育所なんかでは、はだしで飛び回る保育を奨励しているところが多いと聞いています。

シンデレラの話の主役は「靴」であります。日本は親指にはなおを入れる草履またはハダシの文化ではないかと。ここからどんな違いが生まれてくるのか、全くわかりませんが、初日ということもありまず足回りからと思いました。

つまらない話でがっかりさせてすみません。今日はこれで失礼いたします。
おやすみなさい。



これは o_sole_mio00 さんの 2376 に対する返信です

>靴とはだし
2003/ 6/ 4 0:00
メッセージ: 2378 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
tozai nan bokuさん、レスありがとうございます。

>映画を見て驚くことはアメリカでは靴を履いたまま部屋へ入ることです。

確かに、アメリカやヨーロッパは靴社会です。シャワーは別として寝るときに初めて靴を脱ぎます。

>部屋が汚れないのでしょうか。家の中が外と同じであるということが、どうしても納得しにくいことのひとつです。

海外にいかなくてもビジネスホテルに宿泊すると同様の経験をすることになります。思ったより汚れませんが、私がやっかいになっていた家の掃除機は、日本の一般家庭用よりは業務用に近いごっついものでした。

>アメリカでは足の裏を見せるということは恥ずかしいことと聞いたことがあります。

私も聞いたことがありますが、残念ながらアメリカ人に「足の裏見せるのは恥ずかしいか」と聞いたことはありません。

>しかし最近日本の保育所なんかでは、はだしで飛び回る保育を奨励しているところが多いと聞いています。

話は変わりますが、外ではだしで遊ぶには、足の皮膚を強くするのと、地べたで微生物と接触して免疫機能を刺激する上で健康によいと思います。免疫機能をある程度刺激しておかないと、病原体が進入したときの抵抗力が弱まりますし、かえってアレルギーになりやすくなります。やたらと「抗菌」や「消毒」はよくありません。

ただし、破傷風菌などのような恐ろしい菌もいますので、古釘などで足を切ったりしないよう注意する必要はありますが、概してはだしは、健康によいと思います。

じゃあ、アメリカ人は不健康かと突っ込まれそうですが。



これは tozai_nan_boku さんの 2377 に対する返信です

>以心伝心が通用しない
2003/ 6/ 4 19:18
メッセージ: 2381 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
o_sole_mio00 さんこんばんは、昨日はレスありがとうございました。

>南方の風土病であったヒトT−セル白血病のウイルスの遺伝子を
>破傷風菌などのような恐ろしい菌もいますので、古釘などで足を切ったりしないよう注意する必要

非常にお詳しい、また為になります。ありがとうございます。小さい頃牛小屋の近くで、古釘などで・・破傷風で無くなった子がいました。


>日本人は、民族、生活水準、教育水準が極めて均一ですから、あるていど相手の考えることが理解できます。


一生懸命考えましたが、>「アメリカ人には以心伝心は通用しない」
日本人は能面のような顔をしている、とお聞きになったことはありませんか。果たしてそうなんでしょうか。私は能面師も存知上げていますので、面を見ながらよくいろんな想像を巡らすことが好きであります。どうしてわざわざ、あのような面をつけるんでしょう。無表情の能面から感じることは、人間のいろいろな思いを、意識的に封じ込めることにより、無限に近い広さを持つという心うちを表現することに成功していると思われます。

しかし、おっしゃるように もしアメリカ人には以心伝心が通用しないとすれば、彼等は煌びやかな衣装、エキゾチックな囃子の音に感動しているだけであり、その中に作者が表現しようとしたものを感じ取ることは不可能であると思います。このことは、日本人の長い間に体得した、靜または無からその中の本質を見極めるという、まさに世界に誇れるものであろうと思います。

これはどうしてなのか、ここからはトンデモ説と笑ってお聞き流しくださればと思います。アメリカはいつぞや、お教えいただいたとおり想像以上にデカイ国でありますね。近所といっても車でとの笑い話のようなこともお聞きします。相手に何かを伝えたいとき、どうしても体いっぱいのゼスチャーが必要でなかったかと。・・・比べ日本に於いては大半農民であったこともあり寸暇を惜しみその手には常に鋤くわなどの道具を手にしていたため、近くの人に顔の表情だけで意志を伝える必要があった。手が離せないとよく言います・・・笑えました?

ですから能面をつけないと、いろんなことを観客に伝えてしまい、かえって興が醒めてしまうのかなと勝ってに想像しています。逆に、私の町には、ヒョットコのお面をつけなくてもよい方がおられ(笑)その方の打つ太鼓は全国でも有名だそうです。



これは o_sole_mio00 さんの 2376 に対する返信です

印鑑とサイン
2003/ 6/ 4 19:44
メッセージ: 2382 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
アメリカでは署名(サイン)だけでいろいろな書類上のことが済むと聞いておりますが、正しいのでしょうか。日本では大事なところでは、サインと必ず判を必要とします。この違いはいったいどこからくるものなんでしょう。

判に変るものとしては華押(かおう)というものがありましたね。祖父が使用していたものが残っており、それは立派なものに見えます。しかしこれはやはりサインの一種なんでしょう。判はやはり朱肉を使った赤いものが一般的なのだと思っています。

日本人は手が器用と言われている為、模造を恐れてのことなのでしょうか。はたまた考古学的に金の朱印など出土の歴史を持つからでしょうか。外国ではサインに関する鑑定の技術がきっと進んでいるのかも知れません。しかし印鑑に慣れている私には、サインだけというのはやはり不安にかられてしまう・・・どうお思いになられか。

印と申しましても、違反したとき(あの〜免許書はゴールドなんですが)押す母印はいただけませんね(笑)



これは o_sole_mio00 さんの 2378 に対する返信です

>発音、イントネーション
2003/ 6/ 4 23:05
メッセージ: 2384 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
touzai nan bokuさん、こんばんは

>日本人は能面のような顔をしている、とお聞きになったことはありませんか。

そういう印象は確かにあると思います。感情を表に出す出さないという民族性の違いもありますが、さらに以下の2つ要因もあると思います。

(1)レスポンスがない
アメリカ人であれば、相手の目を見て"huh huh"とか声を出して相槌を打ちます。日本人は、人の話を聞くときあまりまじまじと目を見ることはない(特に外人相手に)と思いますが、アメリカ人はレスポンスをしてもらわないと不安に感じるそうです。日本人にとって「沈黙は金(Silence is goldということからこのフレーズは日本オリジンではないとは思いますが)」ですが、一般的なアメリカ人にとって「沈黙は暗黒」のようです。

(2)日本語と英語の発音の仕方の違い
日本語は50音ほぼ全て口先だけで発音ができますが、英語の発音をちゃんとしようとすると"th"で舌の先を歯と歯の間にはさみ、"f"や"v"で下唇を軽く噛み、"r"で舌を丸めて奥に引っ込め、"l"で舌の先を上の歯の下につけて軽くはじく。これらの子音がふんだんに入った単語を正確に発音しようと思ったら顔の筋肉を総動員しなければなりません。自然と顔に表情が出てきます。

発音といえば、日本語(特に標準語)はイントネーションが平坦で、同じ調子で英語を話しても何を言っているのかわからないといわれたことがありました。「日本人は発音が下手だ」というありがたくない評判を受けています。発音は、それぞれの母国語を引きずりますので、日本以外の国の人も子供の頃から英語に親しんでいなければ余り変わりないと思います。ただ、通じる通じないは発音だけでなくイントネーションも影響していると思います。たとえば時間を聞くときに「ホワット タイム イズ イット ナウ」と聞くよりも「掘った芋いじるな」といったほうが通じる可能性が高いです。

発音を気にしながら、イントネーション(当たらずといえど遠からずなのは関西弁のイントネーションです)をつけて話せば、望む望まないに関わらずかなり顔に表情がついてくると思います。

(上の話を英語の先生が見たら怒られるかもしれませんが)



これは tozai_nan_boku さんの 2381 に対する返信です

>印鑑とサイン
2003/ 6/ 4 23:25
メッセージ: 2385 / 2487

投稿者: o_sole_mio00
>アメリカでは署名(サイン)だけでいろいろな書類上のことが済むと聞いておりますが、正しいのでしょうか。

私もそのように認識しております。以前にクリントン大統領が法案にサインしているのを見ましたが、ペンをたくさん並べて少し書いてはペンを取り替えながらサインしていました。

>日本では大事なところでは、サインと必ず判を必要とします。

民法上は署名だけでもOKのようですが、役所の届け、銀行など印鑑が必要な場合も確かに多いですね。

印鑑は日本のものだけでなく(中国、韓国にもあると思いますが)、確かヨーロッパでも貴族は自分達の紋章を印鑑にして、書簡の封筒に蝋で封をして、その蝋に印鑑を押していたと思います。

>外国ではサインに関する鑑定の技術がきっと進んでいるのかも知れません。しかし印鑑に慣れている私には、サインだけというのはやはり不安にかられてしまう・・・どうお思いになられか。

欧米人の印鑑に対する信頼度はtouzai nan bokuさんと反対です。印鑑は渡したり盗んだりすれば本人でなくても押す事ができるが、サインは本人でないとできません。ちなみに私は海外でもサインは偽造を防ぐために全てローマ字ではなく漢字でしました。中国系の人には真似されるかもしれませんが日本人の使う漢字と中国人の使う漢字は違いますので真似するのは難しいと思います。

それでは、おやすみなさい。



これは tozai_nan_boku さんの 2382 に対する返信です

私の考え
2003/ 6/ 5 12:10
メッセージ: 2389 / 2487

投稿者: humisatihiko
こんにちは、はじめまして。

戦争の良し悪しは、悪いに決まってますよね。

日本のような小国が植民地支配をまぬがれた意味では。強国の大国に立ち向かった。どう思われますか?
(少し変な話を、明治維新のとき諸外国に戦いを挑んで部分的に勝利をおさめた

薩摩、長州が政権を立ち上げ、
それが受け継がれて行った可能性はあると私は思う。歴史とは人々のつながりの中に生まれていた。その当時、終戦まで。)

戦争はある意味において、思想から始まるのではなく経済だと思っています。不合理なレートだったり、国民が食べれなかったりするとね。


開戦後、海軍と空軍が争い。海軍に予算をいっパイあげて、
制空権を失い日本全土を焼き尽くされるのですが。

その前に日本はご存知のとおり資源がありませんので、燃料を確保するためインドネシアをはじめ太平洋を走り回るので太平洋戦争と言います。

違う話ですが、現在先進国と呼ばれたりその周辺の国々は、だだ一国アメリカから食料(動物の物も)を輸入するシステムになってしまっています。やれやれ。



軍事大国日本

今も日本は軍備を???考えるときに

原子爆弾はなぜ投下されたのか?資源がない日本は細菌兵器を作り出した(中国大陸で、人体実験。)その科学データ-はアメリカが所有。

九州、小倉からゼット気流に乗せてアメリカ大陸へ風船で爆弾を飛ばしていた。それに細菌兵器を使われそうなので、原爆を搭載してB29はやってくるのだが悪天候のため小倉には落とせなかった。いまもその碑は小倉にあり。

オーム真理教が農薬、化学肥料を元に細菌兵器を作り出し、使用するという。事件がありました。簡単に入手できるもので作ってしまった。これは世界の兵器に関っている人々には驚愕の事だったと思います。

そのデータ-は日本が所有。オームの施設その他は大急ぎで処理。

以上、現在の軍事大国日本の意味があるように思われます。

サーズが細菌兵器では?どこかの国が作った。まことしやかにささやく人もあり。

これだけでSF小説書けそうですな。

私の考え変でしょうか?



これは s1_9150242 さんの 1 に対する返信です

>>発音、イントネーション
2003/ 6/ 5 18:43
メッセージ: 2402 / 2487

投稿者: tozai_nan_boku
o_sole_mio00さん、こんばんは

>(1)レスポンスがない

"huh huh" ←これってもしカタカナで書くとすればどうなるのでしょう。
沈黙は金(Silence is gold 日本オリジンじゃないんですか。すると
時は金なり(Time is money もそうなんでしょうか。ちょっとがっかりしました。

>「沈黙は暗黒」

私は「沈黙は犯罪」と聞いておりました。

>(2)日本語と英語の発音の仕方の違い
確かに、"r" と、"l" には泣きました。ここ面倒なご説明ありがとうございました。

>「ホワット タイム イズ イット ナウ」と聞くよりも「掘った芋いじるな」といったほうが通じる可能性が高いです。
笑えました。はかにもいろいろあって辞書のようなものまでありましたよ。

>関西弁のイントネーションです

私が始めて英語を習った先生が、あなたの出身は関西ではありませんか?とみんなの前で言われました。それもしつこく。これってまさか誉められていた?そうなら年賀状出さなくては(笑)

私は塾へも通ったことがあり、その時の塾の先生は米軍キャンプで通訳をしていたそうです。こんなことならもっといろいろ聞いておくんでした。でも学校の先生の発音と全く違っていて、学校の先生の前ではわざとに日本語のような発音でリーディングしたのを思い出しました。始めて英語を習った学校の先生はとてもやさしいきれいな方でした。(ここは軽く流す)

ところでビートルズとの出会い(レコード)がありました。彼等の英語はとても発音がきれいだと思ったのですが、日本で習っているのは、米語なのでしょうか英語なのでしょうか。

ごちゃごちゃしたレスになってしまい申し訳ありません。



これは o_sole_mio00 さんの 2384 に対する返信です


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