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2006年11月11日

芸術の秋と書

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 花筐もみじまつり開会式直後、越前市ギャラリー淑羅で書道展があると知り車を飛ばし見学に行く。たくさんの方がおいでで賑わっている。受付で白崎さんから声をかけられ、しばらく昔話などする。王義之の書法研究に取り組む県内屈指の会というだけあり、その醸し出す雰囲気は会場を圧していた。書の妙味はそのニジミとカスレにあり、特にカスレは飛白などと言って珍重されるようだが、大変難しい技術が必要となる。一般に濃い墨で早く書けばカスレは簡単にできるが、これはあくまでも偶然性に負うところとなる。淡墨でこのカスレを出そうとする場合筆の扱い方は違ったものになる。まるで息を殺した真剣勝負という表現があっているかも知れない。筆の押さえどころは淡墨によるカスレの部位を見れば明らかになる。そんな作品の前でしばらく筆の軌跡を追いながら幸せな一時を過ごすことが出来た。この書道展は明日までということであり興味ある方はぜひ。

投稿者 sensyu : 2006年11月11日 19:17

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