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2009年06月13日

ネットの功罪

仕事の関係で大変年配の方とお話する機会が多い。今日も仕事をしながら、90歳になるという方から昔の思い出話などお聞きする。それがまた楽しみでもある。満州から福井県へ戻られた当時の苦労話とか、知らなかったのは、昭和17年頃、粟田部本町中ほどに「五十七銀行」現在の福井銀行跡地に「森田貯蓄銀行」船橋入り口には「大和田銀行」があったそう、当時、二日市にあった福井銀行に合併されていったとか。昔は現金決済だけであったのが、手形決済が増え、繊維関係など中心に不渡りなど多くなり経営悪化へと、今立の時代変遷が感じられるお話に、ただ頷くばかり。遠くを見るようなお話し振りに興味はつきない。インターネットの功罪、全ての質問に答えてくれるネットは確かにすばらしい。反面、こうしたお年寄りの表情豊かな経験談に価値を見出せない社会になっていくような気がする。ネット技術を誇示する人達が闊歩し、そうでない人を見下すような社会は異常であり、携わる方は心しなければいけない。人本来の魅力がなおざりにされ、また若者との接点会話を無くされ、寂しい思いをされている方がたくさんおられる気がする。

投稿者 sensyu : 2009年06月13日 21:10

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