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2010年03月20日

丸岡藩砲台跡

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 この丸岡藩砲台跡は時間軸を感じさせないリアルさがある。そこに立ち、荒波押し寄せ砕け散るを聞けば、緊張感の高まりは怖いほど。砲眼覗き見れば、あたかも異国の蒸気船その威容を現し、あたりを圧するかのように進む。白鉢巻をしめ若者達が真剣な眼で砲身の先を見つめ、そんな光景が目に浮かぶ。海防は時代を問わず国の基本、備えあってこその平和。砲台はぺりー来航の前年に築かれたそうで貴重な遺跡とある。今の若者もすごい、たまたま波乗りサーフィンを眺めて驚き、昔はなかった。スリルを求めるのは若者の特権、しかし海水冷たくないのか、ウエットスーツの力だろうか、いずれにしても気をつけて。わが身を振り返れば、いつのまにか君子でもないのに、危うきに近寄らずなどと、知ったようなことを言っている。

投稿者 sensyu : 2010年03月20日 00:47

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