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2010年05月24日

越前陶芸村

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 以前からの副館長との約束で宮崎の陶芸村へ行く。もう随分と前、書道の合宿がここであり懐かしい。その頃から益々広々としたよい公園になっている。円形の建物、文化交流会館で展示物見学と挨拶を終え薦められるまま、隣接の福井県陶芸館資料館を見学。学芸員の方に案内していただき大変勉強になった。



 室町時代の双耳壺、昔の釉薬(ゆうやく)は薪の灰が降り積もり自然にできたものとか。横に流れる釉薬の模様も見れた。越前焼は平安時代に常滑焼(とこなめやき)の影響を受けたそうで、三筋壺とか四耳壺のお話。江戸時代になって灰流しを始め、登り窯(のぼりがま)で人工の釉薬が使われるように。越前の古窯といえば、小山富士夫、水野久右衛門、両師の功績が大きいと知る。また、すり鉢の形の変遷なども順に展示されていておもしろい。陶芸の実演も見学できて、轆轤が回るのではなく、人が作品の周りを回るのが特徴、だからすごい大きさの壺もでき展示もあった。展示室は大変落ち着いた雰囲気(撮影許可済み)

 県外から定着している作家の方もおられ、作品も拝見させていただいたのでご紹介。
 陶芸作家 新藤聡子 kozougama@peach.plala.or.jp
 毎日使える、土肌を生かした、シンプルな器をめざされているそうです。

 確か越前和紙にも県外からの若い方達が、がんばっておられました。手仕事、職人の世界はよく分かりますから、みなさんがんばって欲しい。

投稿者 sensyu : 2010年05月24日 23:26

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