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2012年06月30日

土星観望会

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 昨夜、福井市足羽山天文台で土星観望会があり参加。今年に入り2度天候不順で流れているが、日中より好天、期待通り3度目の正直となる。

 まずは、木の芽田楽、それに大輪の色とりどりのアジサイが満開で綺麗。このところカラ梅雨との声も、アジサイには少し湿り気が欲しいところ。屋上天文台から夕日と足羽川を見る。まだ少し外が明るいので、まずは半月のクレーターから、海の部分のシワのような地形がよく見えるでしょう、と館長。家庭用デジカメを大望遠鏡の接眼レンズに直当てし撮ってみた。今流行りの携帯を当てて撮る人もいて、お互い見せ合いながら会話も弾む。家庭用望遠鏡では半月の影の深い部分しかよく見えないが、さすが20センチ屈折、目視では明るい部分のクレーターもよく見えくっきりとしたクリアーな像。暗くなるにつれどんどん人が増え続け、丸いドームを一周でも足りない長い列ができ、土星は一人5~10秒くらい、まさに「ひとめ見る」観望となる。惑星の動きは星と違い赤道義もあてにならず、時々目視確認修正も必要とか、少しシーイングの乱れが強いように思ったが、狭いドームにひっきりなしに入退室する人々の体温で対流が起きていると説明がある。楽しみにしていたカッシーニの間隙はそういうわけで確認できなかったのが残念だったが、またの機会を。それにしてもすごい人の数、天文台を取り囲む夜景がすばらしく、あちこちで星空を指差したりしながらの姿、日食、金星と続いたこともあってか、ここ福井は幅広い天文ファンで今盛り上がり中。

投稿者 sensyu : 2012年06月30日 12:51

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