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2005年10月14日

風力発電の近未来

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 福井県産業会館へ北陸技術交流テクノフェアの見学に行きます。熱気に包まれた会場の中で、福井工業大学のブースに目がとまりました。扇風機からの風邪で何かを回している。鈴木計夫(かずお)博士から直にご説明をお聞きできました。

 普通に見聞きしている風力発電と言えば、あの大きなプロペラが回るものです。教授の考案されたものは、6枚羽が水平に回転するその周りにガイド羽を取り付けたものです。特に形状の特質から都会のビル壁面に取り付ければ、ビル風が利用できるというアイディアはすばらしい。

 特許も出願中とかで、日本と言わず世界中に広める、と笑顔でお話される姿にとても感動しました。現在多く使われているプロペラ羽、その優雅な曲線は外国の特許であり、多くの特許料支払いが必要であるそう。その点純国産のこの装置は有利ですね。

 近くには文部科学省のブース、新潟大学の特許支援コーナーもあり正に産学連携のこの巨大な会場内で何でも作られてしまうような錯覚さえ感じました。中国の「神舟」が手の届かない高度を今飛行していますが、この会場からの日本の熱気を感じ取っているかも知れません。

 教授の許可を得て、写真を掲載します。

投稿者 sensyu : 2005年10月14日 14:14

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