« しだれ桜も | メイン | 桜吹雪が »

2006年04月17日

ぼんぼりの灯り

night_s.jpg


 ニートやフリーターといった昔は聞かなかった名称、それも減少していく傾向と聞くや否や、今度は正社員の対給与比率6割とも言われている、派遣・契約社員という名が世の中を席巻しだしているそうです。名前を変えてごまかしているようにも見えますが会社経営した人なら貸借対照表の冷厳な数字とどこまでも利潤を追求するしかない仕組みを感じているはずです。昔は大福帳というものがあって、達筆で書かれたものが旧家には残っているし、多く目にしました。それではダメなのか、そんなことを考えることがあります。また、大工さんがベニヤ板に書いた間取りの図面を見たりしてきました。それで難なく家を建てていました。不思議なことです。そんなに難しい計算をすることもないのに。そして複雑な計算をしているように見える方達が欠陥住宅を作って問題になったりしてます。物事を複雑にして分かりづらくするやり方はいったいどうしてなのでしょう。今日の花筐公園の夜桜は最高にきれいでした。何組か花見をするグループも。10年くらい前まででしょうか、それまでは大きな長方形のボンボリが商店や企業のスポンサー名を入れたくさん飾られていました。その後、景気も悪くなったというより、みんなの公園という公共性が前面に出ての廃止となったと記憶しています。みなさん平等に現在の小さな六角のボンボリに落ち着きました。長く大きなボンボリを出していたことがある私が言うのも変ですが、これはよかったことのように思います。現在の小さなボンボリは一本の紐で繋がれて、どこか切れるとみんな落ちてしまいます。世の中の連帯性と平等性を教えられます。ボンボリと侮るなかれ、世の中の真理と教えはここにあります。ボンボリは今週の金曜日まで点灯されるそうです。桜満開の花筐公園は当分の間すばらしいですよ。

http://www.awatabe.com/awa/kakyo.htm


投稿者 sensyu : 2006年04月17日 22:11

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.awatabe.com/blog/mt-tb.cgi/95

コメント