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2009年07月10日

核なき世界

宇野重吉演劇賞創設の報道があった。全国公募するそうである。郷土料理「たくあんの煮たの」は有名、福井の素朴さを地でいったような俳優でした。宇野重吉さんといえば、すぐに思い浮かぶのは、まだ子供の頃見た映画「第五福竜丸」ビキニ環礁におけるアメリカの水爆実験を題材にしたもので、モノクロ映画の画面が一瞬真っ白になって、誰かが「太陽が西から昇る」でしたか、叫ぶ場面が強烈な記憶となっています。当時は米ソの核実験が茶飯事で、学校から帰るとき、雨に当たらないよう指導されました。日本中が死の灰の恐怖に包まれていた時代があったのです。G8首脳会議で「核なき世界」を約束したとか、そして北朝鮮を強く非難とある。拉致問題のある北であるから感情的に違和感は感じない。しかし、核を持てる国が、これから持とう、または持ってしまった国を非難するのはおかしいと小学生でも分かる。「不思議な世界」を約束の間違いではないかなどと思ってしまう。今朝、激しい通り雨に驚く。これはきれいな雨なのか、ふっとそんなことを。

投稿者 sensyu : 2009年07月10日 10:48

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