2006年06月29日

ポスト

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 ポストには「地位」の他に「郵便箱」の意味もあります。郵便の民営化は先の総選挙の争点でもあり、影響は早くも全国1,048局無集配局の発表となって現れました。県内では12局、その中に今立局も含まれていました。越前市合併による影響かと詳しい方に聞いてみましたが、そうではないとのことでした。例えそうであっても一抹の寂しさは隠せません。今立郵便局の前身、粟田部郵便局は私の家の4軒隣にあって洋風の立派な建物でした。現在は建てなおされ移転し今立局となっています。それでもすぐ近くにあることも手伝い、愛着はひとしおです。郵便の「〒」マークは純国産であり明治の元勲榎本武揚が逓信(ていしん)大臣(先の郵政省)を任じていた時、テイシンの「テ」からの発案と伝わっています。また武揚が商務大臣の頃、生糸貿易を世界に成した郷土の偉人を称えた碑が越前市粟田部花筐公園に残っています。生糸はその当時外貨を稼ぐ最大の手段であったそうですから、頷けることです。書いていて思い出した洋画があります。「ポストマン」これは近未来の世界を描いたものだったように思います。ハイテクが喪失し通信が遮断された世界に敢然と現れるヒーロー、人の心や思いは結局最後人によって運ばれる。笑えない話であったように記憶しています。

http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2006/topics/saihen.html

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2006年06月25日

美しい花には

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 「日本では間違いをする権利を認められていない。完ぺきを求められている。試合を見ても失敗をしてもいいからというシュートがなかった。」とW杯日本チームへのある大学教授の感想を目にした。私はサッカーは門外漢ですが、他のスポーツなら監督の経験もある。球技に限らないでしょうが、日頃の練習が全てであり、全く同レベルの相手でない限りそこにはマグレで勝敗が決することはほとんどないと思っている。運不運に左右される要素が少ないからこそ練習に打ち込める。バックから苦労してゴール前に運ばれた数少ないチャンスボールをシュートする時失敗してはいけないと思うのは当然です。体力に勝る外国の選手を相手に仮に技術力が同等としても勝利は難しい。勝敗を国民性や精神論に持っていってはいけない。すぐれた機械はおのずからその一個一個の部品がすぐれているからであり、花もまた美しいと思われるのは、それを支える茎や葉がしっかりしているからだ。容易に相手ゴールを脅かすチャンスが多くあるなら、日本の選手達もいろいろなシュートを数多く打てたに違いない。日本代表の選手達、特に素人目にはキーパーの活躍が印象的だった(それだけ攻撃にさらされたということでしょうか)ここは、みなさんご苦労様でした、ぜひ次に繋げてくださいと言いたい。これからもがんばれ日本!

http://www.awatabe.com/art/iyashi.htm

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2006年06月24日

一人ぐらし

 PM8:30頃救急車のサイレンが身近で。どうしたことかと表へ出ると近くのお店の前に人だかりが。なかなか救急車が出ないのでおかしいと思い近くへ。ご主人が部屋で亡くなっているらしい。奥さんを随分前に亡くされお店を一人で経営されていたし、私もよく話をしたことがある。一人暮らしは大変であったろうと思う。発見は同級会の方々と聞いた。どうしてもっと早く発見できなかったのかとまわりから声が聞こえた。ここは人影まばらな山里ではない。この辺では一番の繁華街とも言えるところが問題かも。しかし返事がなくともまさか家の中へ入ることまでは誰もできないと思う。おそらく最短24時間は分からなかったことになりそうだ。高齢での一人暮らしは死に際が悲しいことになるかも知れない。これから、いやもう既にどこにでも起きつつある光景かも知れないと寂しく思った。いつも身だしなみをきちんとし、商店のこれからにもしっかりした意見をお持ちであった、ご冥福を祈りたい。

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2006年06月13日

サッカーと浪曲

 ワールドカップ、日本、前半ゴールを決め盛り上がりましたが、初戦敗退は実に残念でした。今夜は三波春夫と村田英雄の番組もありました。このお二人は共に浪曲出身ということでライバルの関係にあったエピソードを交えてのものでした。浪曲を聞いてみたくなりネットで捜すと「石松三十石船道中」という浪曲を見つけ、TVを見ながらイヤホンで聞きます。先代広沢虎造とあります。いい声でお馴染み「寿司食いねえ、酒飲みねえ、江戸っ子だってね」には思わず笑いが、TVでは三波春夫がお得意の「サク、サク、サクサクサク、おっソバやぁ」と絶好調。その昔子供の頃粟田部花筐公園の舞台にはこういった浪曲師が多数来て真近に見られました。子供ですから何を言っているのかよく分からない部分が多くありましたが、汗を拭きつつの熱演はよく伝わり記憶に残りました。大人になってから聞くとすばらしいものだと分かります。浪曲、講談、落語など今から思えば大変贅沢とも言える娯楽が昔から伝わっている。これらは実に人情味溢れ知識満載の日本の芸術と思います。高速ネット時代、こういったものが再び大脚光を浴びるような気がします。サッカーを見ながら浪曲聞いて、ちっともアンバランスを感じないのは私だけなのかも知れませんが。

投稿者 sensyu : 01:11 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月08日

火事

午後1時頃、今立山室で大きな火事。
工場を焼き未だ消火中。
回りが田の為風強く黒煙と炎大。
けが人がありませんよう。

PM4:30
ご近所縁戚へ火事見舞いに行く。
鎮火していましたがまだ白い水蒸気が上がっていた。
電柱復旧工事による通行規制中。

投稿者 sensyu : 13:37 | コメント (0)

2006年06月05日

ツバメの巣

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 ツバメの巣はとてもかわいい。つばめは昔から大事にされてきた。「燕の飛来早き年は豊作」などと言われ農耕繋がりの益鳥と聞いている。このツバメの雛がカラスに狙われあちこちで被害にあっている。カラスは雛が食べごろになるのを相当前から偵察していると聞いた。いやなカラス、と大事に巣を見守ってきた方々は怒っている。防ぐ方法はCDを巣の側に釣ることらしいが、肝心のツバメにも影響があるかも知れないとの意見もあり未知数だ。「カラス何故鳴くの、カラスは山に・・・」と歌われてきたカラスも最近では完全に悪役の名を欲しいままにしているようだ。

投稿者 sensyu : 08:33 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月02日

出生率の影

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 今朝の地方新聞一面トップは「出生率1.25最低更新」と大見出しでした。福井県が1.47で沖縄に続き全国2位で、しかも全国唯一のアップと続きますから納得で、また当然胸を張れることです。日本は限りなく一人っ子社会に近づいていく。中国での「一人っ子」は国の人口抑制の政策と聞いて久しい。日本の場合はそうでないところが問題なのでしょう。どうして福井が高い数値を出しているのかよく分かりませんが、良く言えば生活環境への安全安心感と持ち家比率が相対的に高いのかも知れないし、辛く言えば社会不安に対する認識が緩やかな県民性なのかも知れません。この出生率に関しては4年ほど前に講演を聞いたことなど思い出します。「1.33の波紋」というものでした。その頃は、「2.08以上にならなければどうなるか」などとまだ人ごとのような感じもしましたが、あっという間に恐ろしい数値を遥かに更新してしまったようです。国家存亡の危機などというと大げさに聞こえますが、決してそうでないことをこの数値は示しているはずです。外国での成功例もずいぶん以前から解っているはずなのですが、国内には難しい障害が山積しているのかも知れません。その影の部分をどうしたら消すことができるのでしょう。「子供は国の宝」そんな心からの大合唱が沸き起こって欲しい。教育費負担の重い壁、ここに答えがあるような気がします。こと出生に関しては漠然とした不安という暗い「影」が例え僅かであっても、あってはいけないと思うのです。

http://www.awatabe.com/Jointly/danzyo4.htm

投稿者 sensyu : 18:56 | コメント (0) | トラックバック