2010年07月28日

サイレンから

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 昨日と今日夕方、花筐公園にあるサイレンから人の声でお知らせが流れた。内容はいつも警察から届くメールのようであったが、こういったサイレンを使用しての放送は初めてのような気がする。メールの内容は

本日午前6時20分頃、越前市内の住宅街において、ラジオ体操に行く途中の女子小学生に対し、男が「年いくつ?」等と声をかける事案が発生しました。この様な事案に遭遇した場合は、すぐに逃げる、大声で助けを求める等してください。なお、警察では、ラジオ体操会場周辺のパトロールを強化中ですので、不審者等を見かけた時は、すぐ警察に通報をお願いします。(越前警察署0778-24-0110)福井県警察本部生活安全企画課

 放送も要旨はこのようなラジオ体操時の注意であったが、これからは全ての人が同時に耳にすることになるのだろう。地域災害などの緊急時には大変有効。そういえば、時報の知らせは、過去のサイレン音から今では音楽になっている。緊急時にはやはり昔からのサイレン音がいいなど聞くことも多いがどうなんでしょう。

投稿者 sensyu : 20:19 | コメント (0)

2010年07月24日

涼を求めて一乗滝

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 こう暑いと思考力も鈍って、何でもいいから手軽に涼が欲しく。思いついたのがやっぱり滝。あの砂浜の照り返しのせいだろうか、海は暑いというイメージが先に湧いてしまう。一乗滝に向かう。河和田からの道を聞いたのでそうしてみる。

 通り道きれいな花、何故か島町、小川は田舎ふるさとのイメージ、そうここは月尾谷、一筋、道を間違えている。戻って、服間からトンネルをくぐり河和田。漆器会館で数え80になるという徳さんの実演、福井豪雨の時の様子や仕事のことなど話し込んで大幅に時間。ついこの間、鳩山元総理もおいでとか、買われたお椀の横に写真。一乗滝へ向かう。ふもとでは大勢バーべキュー。滝壺では子供達が足を入れてはしゃいでいる。飛沫が飛んできて気持ちよい。帰り、緑いっぱいの朝倉氏遺跡前を通る。

 今日お店で、お客さまとの会話。暑いのと寒いのとどちらがいい?それはまだ暑いほうがいいわ、寒いのはかなわんのぅ、とご返事。ここはやはり雪国なのだと自覚。

滝を動画で見る(35/sec)少しは涼しくなるかも

投稿者 sensyu : 14:51 | コメント (0)

2010年07月21日

広野ダム

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 日野川の上流に広野ダムがある。堤高63m、長さ162mの重力式コンクリートダムと表示がある。これまでに何度か訪れ、今庄からサイクリングで来たこともある。長い坂道を登り目の前に美しいダム湖が現れる。

 まだ今立と武生が市町村合併で越前市になる前、夏に時々水道が断水したときなど、気になって水量を覗きに、役場の車と鉢合わせしたり、一度などダム湖の奥の湖底が現れるほどの渇水があり、このダム底を歩くという体験をした。小川の跡にかかった橋や道路などそのままで、そこここに人の生活を感じ不思議な気がした。ダムが出来、湖底に沈む村の話はよく聞いた。一面泥の灰色に染まった光景は怖くもあり強烈な印象として残っているが、穏やかな湖面から想像することは難しい。福井にはこのほかにも九頭竜湖など風光明媚なダム湖がある。

http://www.awatabe.com/fukui/echizen/hirono/

投稿者 sensyu : 20:55 | コメント (0)

2010年07月17日

日野川

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 日野山があれば日野川がある。万代橋付近の河川敷に車を止め散歩。今日は全国的に梅雨明けが報じられ、日差しが強い。遊歩道をランニングする方も。吊橋風アーチ中心には「紫式部の武生です」と書かれている。

 この河川敷で恒例の夏祭り花火大会も近い。流れが段になっている所に鳥らしきもの、早速望遠で。帰って拡大してみると何だか鳥の置物みたいにも見える。この鳥はずっと動かず辛抱強いと感心。あんな場所にわざわざ人形なんてやっぱりおかしい。未だに本物の鳥だったのか半信半疑。今度通って見ればはっきりする。気持ちよさそうに水鳥が二羽泳いでいる。こちらは間違いなく本物。

http://www.awatabe.com/fukui/echizen/hino/

投稿者 sensyu : 22:27 | コメント (0)

2010年07月13日

汽車の旅

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 今でも汽車の旅と言うのだろうか。本物の蒸気で走る汽車に乗った記憶があるので、電化された電気機関車を汽車と呼ぶのにほんの少し違和感があった。今ならJRの旅とか鉄道の旅とか言うのかも知れないが、やはり汽車の旅という響きは心地よい。

 今庄にD51が飾られている。記憶もやっとの子供の頃、これに乗って家族で京都へ行った。ホームに入って来るときのものすごい迫力。山越えはスイッチバックといって、後ろにも一台汽車を連結、そして前後しながら山を登っていく。汽車の辛そうなボエーという汽笛を何度も聞きながら、途中いくつもトンネルがあって、そのたび黒煙を避けるため窓を開けたり閉めたり。今から思えば、今庄のあんころ、お茶、ゆで卵などに囲まれ何時間もかかった優雅な旅。その後、北陸トンネルができて京都・大阪は近くなった。雷鳥の食堂車はよくお邪魔した。京都からの帰り、食堂車で食事をしていると、座席へ一度も戻らず福井へ着いてしまうという楽しい経験を何度か。サービスもとてもよかったことなど懐かく思い出す。

 このところJR武生と鯖江の短い区間を何度か乗ることになり、昔との違いを感じる。駅では女性の駅員さんがマイクを持って到着列車の案内や改札。昔乗った雷鳥の姿を見ることなく、ほとんどサンダーバードしらさぎが往復している。最近乗っていないせいかサンダーバードとしらさぎの違いがはっきり分からなかった。昔ドンコといって普通列車は独特な雰囲気を持っていたが、それからみると今乗る普通列車がとても豪華に見えた。武生・鯖江間は180円、乗車時間5分の汽車の旅。

投稿者 sensyu : 21:35 | コメント (0)

2010年07月11日

水草・バイカモ

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 子供の頃、夏になると金魚売りがやってきた。独特の形をしたガラス金魚鉢、確かではないが、そこに入れる水草を自転車に乗って採りにいった記憶がある。今はもうないが五分市の南越線駅の側の川に流れに沿ってゆらゆらしていた草、バイカモというらしいが当時はただ水草と呼んでいた。

 透明な水の流れは何より美しい。ここ上真柄町治左川では湧き出る水をポリに入れて持って帰る人もいた。ここにはイトヨという魚が住むそうな。きれいな川の中をみんなでどこまでも歩いていった、そんな懐かしい思い出を持っている。遠くは四万十川の源流で泳いだことがある。魚達が空中を泳ぐ、透明な水の中には驚きの世界がある。

http://www.awatabe.com/fukui/gobuichi/

投稿者 sensyu : 00:41 | コメント (0)

2010年07月09日

蓮(はす)の歌

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 蓮・ハス、はハス科の多年生水草で仏の花のイメージ、釈迦は生れたときハスの上を七歩あるかれたといわれている。また、れんこんは食用に。ハス、古くは万葉集にハチスの名で出てくる。「勝間田(かつまた)の 池はわれ知る 蓮(はちす)なし 然(しか)言ふ君が 髭(ひげ)無き如し---婦人(をみな)」

 あなたに髭が無いのを知っているくらい、奈良のあの大池にはハスはないと知ってますよ、この嘘つき、と皇子に婦人からの返歌。ハスの花弁のような柔らかい会話。花が散った後の台が蜂の巣に似ているところからハチスと言われたそう。早朝にもかかわらず蓮池の周りに既に10人以上のカメラマン、時間とともに増えていく。「白蓮のひらくをきゝてさまよえるこの暁のすがすがしけれ」と言う歌があり、昭和の始め頃、ハス開花時に音がするのか学者による観察研究会があったとか、無音との結果が出たみたいだが、早朝冷えた空気の中、切れるように美しいハスの中に立てば、「ひらくをきゝてさまよえる」は名文であると肌で感じることができる。古事記にも帝が童女を嫁にするとの約束を忘れてしまい、女は老女になって「日下江(くさかえ)の井入り江の蓮(はちす) 花蓮 身の盛人(さかりひと)ともしろきかも」日下江の入り江に美しく咲くハスのように、若い人達がうらやましい。再開した帝はおおいに哀れんだそうだが、この話は「花筐」の物語にどこか似ているところがある。早朝6時半、花はす公園、三度目にしてようやく多くの大輪のハス、そしてカメラマンの方達と出会う。

http://www.awatabe.com/fukui/hasu/lotus/

投稿者 sensyu : 23:44 | コメント (0)

2010年07月04日

選挙とハス

 越前市議会議員選挙告示日。今回直前に定数削減があり、定数2減、22名となる。旧今立からは前回5人の当選者を出したが、今回3人の立候補となっている。

 参議院選挙も始まっているが、政策の違いが見当たらず有権者が戸惑っているとの報道を目にする。発足時から指摘されていたことではあるが、二大政党制の負の一面が早くも顔を覗かせたのかも知れない。イエス・オア・ノウは日本の風土に馴染まない気がするが、もっと怖いのはイエスばかりになることではないだろうか。

 泥の中から美しい花を咲かす、ハスはよく政治にも例えられてきた。昨夜強い雨が降る。早朝5時半頃の花はす公園、小雨の中、カメラマンお二方と挨拶を交わす。

http://www.awatabe.com/fukui/hasu/early/

投稿者 sensyu : 19:01 | コメント (0)