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2011年12月22日

イルミネーション福井

イルミネーション

 福井市中央公園の噴水周辺のイルミネーションはとてもよくできていた。出会った若者達と楽しく会話。アイフォンとかアンドロイドとか急激に普及している携帯の話題や操作で盛り上がる。特に携帯を食べるような動作にも見える「音声検索」はこれからの新しいひとつの光景になっていくのではないか。

 子供の頃、福井市といえば「だるまや」と相場が決まっていた。それは屋上に遊園地があり、ビルからはみだしそうに回る飛行機があり、大食堂には旗を立てる例のお子様ランチと、おおよそ子供を満足させるものがそろっていた。映画も全盛でにぎやかな看板が映画館の前に立てられていた。田舎の町との差は歴然としており、まさに都会というイメージがあった。

 その「だるまや」も名を変え西武福井店となりはしたが、福井の中心であることに変わりはなく、この時期巨大なツリーがそれを表しているようだ。福井駅も新しくなって、玄関には長いトンネルのイルミネーションが輝き、学生やアベックなどが楽しそうにくぐり抜けていた。駅構内の立ち食い蕎麦コーナー店は盛況で、釣られうどんを一杯。寒い中体が温まる。中央公園内のネットで見た噴水は周囲に小さな噴水を幾重にも上げていたのに、まてど暮らせどこの日は上がらず少し寂しい思いも、トナカイの電飾は大変印象に残り綺麗であった。このところの節電の掛け声大きい中ではあるが、余ると言われている夜の電力を利用したイルミネーションが暗くなりがちな世相を少しでも明るくしてくれるならと思う。

http://www.awatabe.com/fukui/night/

投稿者 sensyu : 09:00 | コメント (0)

2011年12月11日

皆既月食をネットで

皆既月食

 昨夜、夕方からネットは皆既月食で盛り上がっていた。こちらでは時折ポツンとくる曇り空、実際に見ることができなかったのは残念。太平洋側では広い範囲で観望できたそうで、

「きれい」「赤い!」の感想が続いた。ネット動画では片方は赤く片方は白くと見比べできるのでいろいろ想像できて便利だ。月が赤く見えるのは夕焼けと同じで、地球大気により屈折分解した太陽の青い光が吸収され、月の表面に赤い影を落とす。世界のどこから見ても同じ時刻に開始されるのは、月が地球の影に入るというより、月の上を地球の影が走るから。

 月と太陽の潮への影響は100対43で月が約2倍ある。潮の満ち干は地球の自転に影響しわずかずつその自転を遅くしている。10万年で1秒、宇宙の尺度にあって笑えないのは地球誕生は50億年前であることだ。その頃の地球の一日は10時間よりもっと短かったと聞く。一日は24時間に囚われない発想を持てるかも知れない。この潮の影響は地球の自転を遅くし、月をどんどん遠ざけ、月の自転さえ止めてしまった。それで月はいつも同じ面を地球に向けている。

 潮の満ち干を最初に発見したのはギリシアのピテアスで紀元前325年頃という。彼は月がその原因であると説いたが、2000年もの間誰も信じなかった。これは1日に満潮と干潮がそれぞれ2回あることからで、月がいないときにも起こるから仕方のないこと。解明はニュートンの万有引力の発見まで待つこととなる。ゆくゆくは1年が7日になるというなんとも想像しがたい話あれやこれや、宇宙のドラマ月食の日にこそふさわしい。

投稿者 sensyu : 16:56 | コメント (0)