« 2010年07月 | メイン | 2010年09月 »

2010年08月31日

北の庄城址

irei_s.jpg

 この柴田神社は福井市の街中にあるが、駐車の関係もあってなかなか訪れる機会がなかった。元町商店街はすっかりモダンな通りに変身している。柴田勝家の築いた北の庄城天守跡と伝わる。当時の石垣の遺構が残っている。

ここはまだご存命中であった平山郁夫画伯が勝家のご子孫ということで大きく報道され、当時本人も足を運ばれ挨拶されていた。勝家とお市の方は福井時代行列のシンボルになっている。路面電車のある大通りを白馬に乗って闊歩する俳優ふんする勝家を何度か見た。戦は時の運、戦没したその天守跡にこうして祀られる、福井と勝家はきってもきれない縁がある。側にお市の方の像もあったが、どうしてもっと寄り添ったものにしなかったのか、シャイな県民性の成せる技か。

http://www.awatabe.com/fukui/shibata/

投稿者 sensyu : 00:05 | コメント (0)

2010年08月30日

原爆展

genbaku_s.jpg

 永平寺で原爆展を見る。これに合わせ拝観料は無料となっていた。想像していた通り悲惨な写真や展示物がたくさんある。

 京都や新潟も投下候補になっていたそう。その瞬間止まった時計。そのとき数え切れない人の人生も時計と共に止まった。黒こげになった三輪車。そこに言葉にならない苦しみを感じる。いろんな人のいろんな人生を一瞬で奪ってしまう、何と残酷なことか。苦しかったでしょう、悔しかったでしょう。原爆許すまじ。抑止力もくそもない。保有国は生き物全ての敵である。法要が営まれていた。心深く染み渡る僧達の読経と世界平和を訴える声を聞かせていただき幾分か心和む。

投稿者 sensyu : 01:54 | コメント (0)

2010年08月29日

水害対策総合訓練

suigai_s.jpg

 武生東運動公園にて早朝より福井県越前市水害対策総合訓練に参加。大変な炎天下でそれだけでも訓練という感じ。自動車水害対策訓練があり興味を引き、人気もあったようだ。


 水でドアが開かなくなったとき脱出の為、中からハンマーでガラスを割るという訓練。フロント・リアはフイルムが入って割れにくいから席横の窓ガラスを割るとよいそうだ。それも真ん中とか上部でなく前下の部位を叩くと効果。腕は振らず手首のスナップで、実際目にするとよく分かる。大変説明も分かりよく、みなさん頷いておられた。あとここに福井県丹南地域防災基地があって、災害時の備蓄がされていると知る。

http://www.awatabe.com/training/

投稿者 sensyu : 23:44 | コメント (0)

2010年08月23日

永平寺大燈籠ながし

tourou_s.jpg

 昨夕、九頭竜フェスティバル・永平寺大燈籠ながしの会場入り、福井と大野からおいでのカメラマンの方達とすぐに仲良くなり会話。空はまだ明るいが月が出ている。月明かりの中、きっとすばらしい燈籠ながしに、

 コンサート会場からきれいな笛の音。会場に多くの燈籠が積まれ、たくさんのテントも建ちいろんな販売で大賑わい。鮎の塩焼きの煙と匂いが印象。仲良くなったカメラマンの方と川辺に陣取る。150人の永平寺役寮雲衲衆による読経の声に合わせ、その方は目を閉じ手を合わせておられた。燈籠には供養燈籠と願い燈籠があり、その数1万基が流れるという。暗くなり起点から大本山永平寺監院大田大穰老師が第一燈目を、ファインダーの中に見る。それに続いて燈籠が徐々に増え流れ来る様は言葉にならない美しさと厳かさに包まれていた。燈籠もほとんど流れたころ始まった花火も綺麗であちこちから歓声。帰り駐車場に並ぶ観光バス、富山とか浜松などのナンバーにさすが永平寺、時計を見れば9時、深い余韻の漂う中帰路。

花火の中静かに流れ行く最後の燈籠・動画(30/sec)

投稿者 sensyu : 16:06 | コメント (0)

2010年08月18日

サマーフェスティバル

s1_odori.jpg

 8月13日第5回越前市サマーフェスティバルふるさと踊り2010に、昨年に続き2度目の参加。今年は第1部と2部に別け、どちらかに踊りそうでないときは観客になる自由行動だったので祭りを楽しむ時間の余裕ができる。

 いまだて踊り連はふれあいプラザから5時半頃バス何台かで出発。生憎雨が降ってきたので市役所内で時間を過ごす方が多かった。雨の為か、開会式も役員の方だけで済ませたよう。JR武生駅前交差点から総社大神宮まで、市役所前の一筋の道路が踊りの会場。昨年街中が少し寂しかったからの変更かも知れない。いまだて踊り連は第2部に参加だったので、1部の踊りを見る。先頭は障がい者支援センターひまわり、続いて国際交流の隊が、外人さんが浴衣で楽しそう。こういった踊りの行列からも市のカラーを窺うことができる。表彰式ではなんと今立が山車と踊り両方ともグランプリ1位となり優勝賞金も手にした。表彰式のとき今立のユニホームばかりが目だったような気もしたが、雨のせいかも知れない。トレセンでの踊りの練習も実り、帰りバス中は盛り上がる。

http://www.awatabe.com/fukui/echizen/odori/

投稿者 sensyu : 01:14 | コメント (0)

2010年08月16日

越前市花火大会

s_hanabi.jpg

 昨夜越前市サマーフェスティバルの花火大会へ。相当遠くから歩いて会場入り。6時半頃既に大勢の観客で日野川堤防沿いは埋まっている。万代僑の下へ降り撮影場所を確保。周りの方と会話しながらの楽しい花火となった。


 子供の頃は足羽川河川敷きで花火を何度か、大規模な仕掛け花火が多かった。そういえば、同じ頃、花筐公園の中段でも仕掛け花火があり、花火も打ち上げられた記憶がある。町のお世話をしていた頃、そのことを思い出し当局と交渉したが危険とのことで再び実現させることはできなかった。さて、福井県下最大クラスの1万発の夏祭り花火、クライマックスの越前富士を形どったナイアガラの滝に点火され、歓声の中終了。常に適度な風があり、煙がこもることなく綺麗な花火が見れた。若い人達の浴衣姿も多く見られ、お盆の雰囲気満点。

http://www.awatabe.com/fukui/echizen/hanabi/

投稿者 sensyu : 07:18 | コメント (0)

2010年08月07日

九頭竜ダム

kyouryu_s.jpg

 正式には傾斜式土質しゃ水壁型ロックフィルダムというそうで、高さ128m、長さ355m、昭和42年12月竣工と表示があった。放水した水を下流の鷲ダムから夜間の余剰電力で揚水、効率よく再利用しているという特長がある。ダムへ行く前に道の駅で一服、

 以前はなかった恐竜が出迎えてくれる。あまりによく出来ているので子供も大人も言葉なしという感じでみなさん驚いていた。側を車が走り映画の1シーンの感じ。坂を登るとロックダムが眼前に現れる。何度見ても迫力があってすごい。淡路島からという大型バイクでツーリング中の若者と楽しく会話。ダムでは京都からおいでの方とカメラのことなどいろいろ。久しぶりの九頭竜は記憶のままの雄大な風景。満々と水を湛えるダム湖が綺麗。

http://www.awatabe.com/fukui/rockdam/

投稿者 sensyu : 00:07 | コメント (0)

2010年08月06日

蓬莱の里

hourai_s.jpg

 池田と大野の途中に蓬莱(ほうらい)の里という案内板。ハンドルを切って訪ねてみた。古風な屋敷とその前の畑に咲く大きなヒマワリが目に入る。偶然この里に詳しい方とお会いしいろいろお話を。

このあたり一帯は、朝倉氏以前、岐阜から移り住んだ豪族伊自良氏が治めていたそう。その跡も発掘され発掘品の数々はまだ開館時間前で見学はできなかったが、赤心資料館に展示されているとのこと。目の前には伊自良温泉も見える。岐阜にはこの伊自良氏に関する史跡乏しく、ここまで視察もあるそうだ。福井では朝倉氏以前はあまり語られることも、これからもっと有名になっていくのかも。足羽川堤防にあった桜が移植されていて親しみを感じる。近くの山では明治期まで金が採れたそうだが、含有量から採算の問題もあり現在はその跡を留めるのみ。

投稿者 sensyu : 03:19 | コメント (0)

2010年08月05日

月夜見の池

todoroi_s.jpg

 今立の月尾谷へ仕事で行ったお家の方から、近くに継体大王ゆかりのハス池があるとお聞きし帰りに寄ってみる。大きな鳥が二羽遊んでいたので静かに近づく。

 このあたりの地名は轟井(とどろい)。その昔、継体大王が殿池に三ツ車に乗って月見にこられたので、三ツ車で轟、池は井、という由来。地名にはこうした由緒あるものが多くいつまでも大事にしたいものです。こんな近くでたくさんのきれいなハスを見れるとは。この月夜見の池には睡蓮もあるそう。ハスはお盆になると村中に2本づつ配られるとか、いいお話。ということは、こうして見れるのもあとわずかなんでしょうか、お盆はもう目の前。

http://www.awatabe.com/fukui/echizen/todoroi/

投稿者 sensyu : 09:12 | コメント (0)

2010年08月04日

仏御前の滝

hotoke_s.jpg

落つる涙を押さへて、今様一つぞ歌うたる

 細く長い階段を一歩また一歩、登り行く、そこに平家物語の世界が開ける。平清盛に翻弄された妓王と仏御前の称名、滝の音となりて人の生き方を今に問いかける。

 仏御前は福井県九頭竜の仏原ダムに沈んだ仏原栃沢の生まれ、滝の名称は仏御前がこの滝で顔や髪を洗ったからだと伝わる。清盛入道をひと目で虜にした御前の美しさは、この滝の美しさと重なり容易に想像できよう。荒島岳からあふれ出る落差100メートル、3段の滝は水量も豊富に流れ落つ。帰り階段ですれ違った方一人、仏御前の世界へ憧れてとお見受け。

仏も昔は凡夫なり 我等もつひには仏なり
いづれも仏性具せる身を 隔つるのみこそ悲しけれ

仏御前の滝、動画で(40/sec)

投稿者 sensyu : 10:59 | コメント (0)