2013年03月21日

歴史講演会

oda.jpg

 越前町教育委員会より「福井の仏像ー指定文化財を中心にー」と題し、平成25年3月16日開催、講演会お知らせの葉書を頂く。演題につられ越前町織田コミュニティセンターへ。立派な多目的ホールはつい最近完成したとのこと。 そういえば昨年のちょうど今頃、越前町朝日のこれもまた立派な多目的ホールで、梅原猛講師による「越国と出雲王朝」の歴史講演会に参加している。

 この日(平成24年3月3日)同町植物園の事務所で偶然勧められた案内パンフを見、梅原先生の生年が私の父と同じであったことから、生きていたらどんな感じなのかと、とり方によれば大変不純な動機での講演拝聴であったと記憶している。越前には泰澄と信長がいる。信長は忌部の子孫。行基は泰澄に学び、円空を研究すれば泰澄にいきあたる。越国(こしのくに)は実は表日本であったことを理解しないと古代史は考えられない。新羅の文化が入る縄文後期から弥生の中期まで新潟糸魚川に翡翠が出る。ヒスイの勾玉にイノシシや鳥、魚などの動物霊と植物霊を彫りこむのは日本の思想である。さて出雲神話、古代出雲王朝があったことを遺跡がない為、歴史学者は疑ってきたが、1985年荒神谷遺跡、1996年加茂岩倉遺跡から王の権威の象徴である銅鐸がたくさん発見された。ここから銅鐸の詳しいお話があり、スサノオノミコト、ヤマタノオロチへと続く。最後に、自分の国の神話と日本人の誇りに強く言及されて講演を終えられた。

http://www.awatabe.com/fukui/umehara.jpg

投稿者 sensyu : 00:14 | コメント (0)

2013年03月15日

山野草展

yasou_s.jpg

 越前市万葉菊花園で山野草展開催中と友達から連絡が入り、いったいどんな展示会なのか興味もわき、早速見学に行く。

 主催の草景倶楽部松永会長よりいろいろお聞きする。越前市は里山保全再生モデル事業の国指定を受ける、全国4箇所という数少ない地域のひとつとなっている。四季折々の自然そのままの景色を作ることが主題、それが癒し文化となっていく。盆栽は木を扱うがここでは野草が主役で草もの盆栽とも言われる。会員は福井県全域から、会場で越前市はもとより丸岡、芦原、福井のみなさんとも楽しくお話できた。盆栽の台になる陶器にも細やかな気配りと奥ゆかしさを感じた。会場は春の香り充満、早春の野山を凝縮した楽しい世界、ぜひご覧になってください。

http://www.awatabe.com/fukui/soukei/

投稿者 sensyu : 02:08 | コメント (0)

2012年11月16日

暦会館

koyomi_s.jpg

 おおい町名田庄の道の駅で休憩、広い駐車場はバイクツーリングを楽しむ若い方達で賑やか。向こうに大きな茅葺屋根が見え、きれいな紅葉、

 左手にある流星館と古民家はどうやら宿泊施設にもなっているよう。古民家の紅葉、その奥にある池の紅葉も綺麗で驚く。同じ思いなのだろう、何人かの方も携帯におさめていた。振り返ると純日本的な建物、暦会館と彫られた石板に朱塗りの手すりは平安調、五色の吹流しも鮮やか。紅葉とマッチした建物もいい。もの珍しさも手伝い見学してみることに。

 暦はその昔、月の満ち欠けを基本にした太陰暦。正月前になるとどこからか手に入る、今年の運勢とか、五黄土星とか、書いてあるあの小本。そういった暦と陰陽を司っていた土御門家、安部晴明は有名。その土御門家との深いご縁がこの地と始めて知る。会館内で興味を引いたもの、和紙筒を漆で塗り固めた望遠鏡、箱階段のような水時計、それに暦の版木、これはすごい細い字を彫ってあり驚き。明治、西洋の太陽暦を取り入れたのは鹿鳴館に代表される国家の方針であり頷ける。大正時代の暦が我が家に、右に太陽暦、左に太陰暦が併用記載されていて当時の新旧入り混じりの活気ある世相を感じる。いいものは残しながら新しいものを取り入れていくプラスの思考が日本にあった。古人が大事にしてきた自然の理、太陽と月、陰と陽、暦の世界に思いを馳せる、そう言えば今日は文化の日。マンツーマンで詳しくご案内いただいた館員の方に感謝。
2012 11/3

投稿者 sensyu : 13:38 | コメント (0)

2012年11月08日

東運動公園の紅葉

undou_s.jpg

 越前富士を背景に綺麗な紅葉が見える、と携帯に連絡。早速行って見ると確かにトンガリ帽子のような木々がたくさん紅葉している。すぐに運動公園の敷地内と分かる、灯台下暗しこんな近くに、

 早朝、少し小雨、傘を差しながら始めて見る綺麗さに唖然。雨でつやのある葉がたくさん落葉の真っ最中、、もみじとは大きな葉、カエデの絨毯は迫力。葉が地面に突き刺さるように立ち立体感がある。通りがかった公園の方が、昨日きれいに掃除とか、してみると目の前の大量の落葉は一晩ということにも驚く。

 この運動公園は越前市五分市の宮谷にあり、大変大きな競技場と公園。「市民いこいの森」という石碑も、そうなら私も市民なのだが、まだ何となく。ゲートボールをしている男女のグループと早朝会話。ゲートボール、きっとお世話になるのかも。まあまあ打てるようになるには1年くらいかかるそうだ。天気もよくなり日も差してきた公園はまた違った顔を覗かせてくるよう。
2012 11/7 早朝

http://www.awatabe.com/fukui/echizen/kaede/

投稿者 sensyu : 15:55 | コメント (0)

2012年10月24日

刈込池

karikomi_s.jpg

 何日か前になるが始めて刈込池へ行く。県内と言っても車で大野まで2時間、大野から1時間、駐車し池まで徒歩で1時間。片道4時間かけてと言えば日帰りの最長コースかも、

 山道は一車線だが随所に車のすれ違える待機場所があるので苦にはならない。どこか工事中なのかダンプと数多くすれ違ったが、向こうが先に停車し、来るようにランプで合図があり大変助かった。小池公園駐車場には係りの方が何人かいていろいろ様子が聞けた。隣接管理棟ではトイレも使える。問題は池まで二つあるコース、どちらを選ぶかである。右からの階段コースは600段以上と聞く。帰りは階段コースで降りたが、降りるのも大変で膝にきた。案内の方もどちらのコースを勧めたほうがよいか迷うらしい。下が濡れている日は階段を降りるとき危ないし、年齢などによってもその軽重が違ってくる。行きは左のゆるやかコースを登り、帰りは階段コースを降りた。よい天気に恵まれ気持ちのよい山歩きと紅葉を楽しむ。ワンちゃん連れたファミリーや若いグループ、年配の登山家などで賑やか。池の周りは2時頃から少し冷え込む、何か羽織るものを持って行けばよかった。

http://www.awatabe.com/fukui/oono/karikomi/index.htm

投稿者 sensyu : 09:45 | コメント (0)

2012年07月09日

花筐薪能開催を前にして

 花筐薪能を始められた白崎孝和氏が昨日逝去されました。第10回記念花筐薪能開催を目前にして残念に思います。

平成元年IMADATE展実行委員会へ氏に誘われるまま二人で第一回薪能の開催代表として出席し、開催を危ぶむ意見も多い中、いかに花筐公園に薪能が相応しいか、静かに説得されていたことなど思い出します。氏は今立町の政治・経済の重鎮とも言える活躍をされ特に文化啓蒙にその功績が顕著でなかったかと思います。薪能も笛の奏者として何度か出演されるなどまだ記憶に新しいところです。ご近所でもあり思い出は数知れず、今回の花筐薪能を深く見守っておられるのではないかと感じながら、ご遺徳を偲び、哀悼の意を表します。平成24年7月9日早朝

投稿者 sensyu : 11:39 | コメント (0)

2012年06月30日

土星観望会

ajisai_s12.jpg

 昨夜、福井市足羽山天文台で土星観望会があり参加。今年に入り2度天候不順で流れているが、日中より好天、期待通り3度目の正直となる。

 まずは、木の芽田楽、それに大輪の色とりどりのアジサイが満開で綺麗。このところカラ梅雨との声も、アジサイには少し湿り気が欲しいところ。屋上天文台から夕日と足羽川を見る。まだ少し外が明るいので、まずは半月のクレーターから、海の部分のシワのような地形がよく見えるでしょう、と館長。家庭用デジカメを大望遠鏡の接眼レンズに直当てし撮ってみた。今流行りの携帯を当てて撮る人もいて、お互い見せ合いながら会話も弾む。家庭用望遠鏡では半月の影の深い部分しかよく見えないが、さすが20センチ屈折、目視では明るい部分のクレーターもよく見えくっきりとしたクリアーな像。暗くなるにつれどんどん人が増え続け、丸いドームを一周でも足りない長い列ができ、土星は一人5~10秒くらい、まさに「ひとめ見る」観望となる。惑星の動きは星と違い赤道義もあてにならず、時々目視確認修正も必要とか、少しシーイングの乱れが強いように思ったが、狭いドームにひっきりなしに入退室する人々の体温で対流が起きていると説明がある。楽しみにしていたカッシーニの間隙はそういうわけで確認できなかったのが残念だったが、またの機会を。それにしてもすごい人の数、天文台を取り囲む夜景がすばらしく、あちこちで星空を指差したりしながらの姿、日食、金星と続いたこともあってか、ここ福井は幅広い天文ファンで今盛り上がり中。

投稿者 sensyu : 12:51 | コメント (0)

2012年06月26日

花ハス公園

hanahasu_s12.jpg

 これから朝が少しづつ遅くなっていく分岐点、きれいなハスを拝んでこようと南条の花ハス公園へ早朝7時前に着く。まだ数えるほどの開花であったが、赤いハス白いハス、スイレン、それにアジサイなども。

 今朝出会ったカメラマンの方は滋賀から、2時間もかかったと。ここまで30分ほどで来れるので恵まれている。すごいカメラに見入っていると、フイルムですよとの声。滋賀なら竹生島へ行きたいなどと会話が弾む。池の沸きあがる水が見ていて心地よい。1時間ほどで切り上げ、「はすまつり」の旗の並ぶ街道を後に帰路。

投稿者 sensyu : 17:31 | コメント (0)

2012年06月24日

ゆりの里と着物ショー

yuri_s12.jpg

 春江のゆりフェスタ2012へ行く。ゆりの里公園は何度か訪れているので雰囲気は分かっている。10時ごろ会場に着いたが既に満車で近くのグラウンド脇の駐車場から歩いて会場入り。

 例のトンガリ帽子の白い建物をアクセントに15万輪と言われているユリが満開。台風一過天気もよく暑い。建物内では着物ショーが始まり賑やか。ゆり園の中で食べるソフトクリームも楽しみのひとつ。ショー終了後、野外での撮影会があった。モデルのみなさん勢ぞろい。ファインダーを覗き込むとあまりに綺麗で驚く。帯も見てくださいと後ろ向き。和服の艶やかさ、ゆりに勝っていた。それにしても、なんの違和感もなく、ゆり園に溶け込む着物はすばらしい、日本美の再認識。

投稿者 sensyu : 23:31 | コメント (0)

2012年06月06日

金星の日面通過

asuwa_s12.jpg

 金星の日面通過という世紀の天文ショー。太陽に金星がかかる7時10分、花筐公園展望台にいた。前回の金環日食のときは形が撮れればいいと、そこらにある黒いビニールをフイルター代わり。しかし今回はもっと精度が必要とすぐに分かる。それならと早々に引き上げ、福井市足羽山の天文台に向かう。

 館長から藤島神社からの道を登るといいと以前お聞きしているのでそこから。9時前既に駐車場は満杯だったが何とか駐車。何度か来ている屋上天文台では既に観望が始まっていた。テレビ局のカメラやレポーターもいて賑やか。早速屈折20センチを覗く。家庭用望遠鏡では味わえないどっしりとした画像。真っ黒で大きな金星、斜め2列に並ぶ黒点、特に黒点の周りの薄い半影がはっきりと見え感動した。ドームの外では小さな望遠鏡で太陽を投影板に。一見アルミホイルのような、正式なフイルターを借り撮影。途中雲が多くなり、雲間を狙いながら。専門家もいていろいろ教えていただいたり楽しく会話が弾む。70枚ほど撮って3枚ほどしかピントが合ってなく汗。大望遠鏡で見る黒点には遠くおよばないが、努力した一枚。黒点が金星ほど黒くないと分かる。それは黒点といえども光を出しているから。金星の日面通過、次回は2117年、深いため息。

投稿者 sensyu : 23:11 | コメント (0)

2012年05月21日

日食

sun_s12.jpg

小さい子供の頃、金環日食と聞いたとき、夏に食べたキンカンウリを連想していた。子供にはなかなか大きいウりで皮が黄色く中は空洞で正にキンカン日食と勝手に想像したもの。ついでに皆既日食は怪奇で、あたりが暗くなり怖いからだろうと思ったものだ。

1ユリウス世紀という単位があり36525日をいう。この間に日食は237.5回、内皆既65、9回、金環77、3回、皆既と金環が混ざったもの10、5回、残り部分となる。1年に2回以上どこかで日食があり、地球規模で考えるなら日食は何も珍しいことではないのだが、土地に縛られ生きている身にはそうそうお目にはかかれない。生きている内にはもう見れないなどと聞いたりして楽しみにしていたが、天気予報は最近まで曇りで、静岡、東京まで行こうかなどと冗談も。昨日からか急に天気がよくなるような情報にカメラの準備もなく今朝を迎える。

 どうせなら、いつも散歩する花筐公園でと思い早起、琴弾山展望台へ行って三脚立てたりして準備。少し雲もあったが、日食が始まるころ雲はなく絶好の日和。いつも散歩している方達といっしょに眺めたりして賑やか。金環といっても、ここ福井県ではきれいに円になるわけではない。しかし思っていた以上の欠け方にチョット驚く。最大食の時も暗くならないと聞いていたので興味があったが、さすがにその瞬間わずかではあるが暗くなり、自然のすごさを肌で感じた。

http://www.awatabe.com/awa/2012/sun.htm

投稿者 sensyu : 16:08 | コメント (0)

2012年04月22日

小次郎公園桜

小次郎公園桜

今年は桜の咲きが遅かったがそのぶん大変綺麗だったような気がする。咲き出して満開まであっと言う間であった。一斉にぱっと咲きぱっと散る、それが桜風景という思い込みを覆してくれる公園がある。

小次郎公園の桜をゆっくり見て回るのは初めて、ソメイヨシノ白一色を見慣れているのであまりのカラフルに驚く。大阪の造幣局の通り抜けを思い出す。出会わせた方から、時間差があって2ヶ月くらいいろんな桜が交代で咲くとお聞きする。そう言われれば、枯れ枝かと思えた木に小さな蕾を見た。公園内で家族連れ、佐々木小次郎の銅像はどこと尋ねられ、どこからおいでとお聞きすれば名古屋からとの返事が。

http://www.awatabe.com/fukui/kojiro/sakura/

投稿者 sensyu : 22:04 | コメント (0)

2012年03月29日

文楽

文楽


おおい町里山交流センターで文楽を観賞。文楽はこれまで実際に見たことがない。文楽は今助成などの問題で時の話題にもなっているが、聞くと見るは大違い、

ここ名田庄村、以前名田庄商会とか村長自らが社長になり、村の特産販売をしていてすごい話題になっていた。一度見学研修に来て長い自然薯を買ったと記憶がある。開演までの時間、半年ほど前に完成したとか聞く立派な交流センターから少し外を歩いてみることに。すぐ横に大きな川が流れ、桜並木が。桜が咲くと綺麗だろう。

「伊達娘恋緋鹿子・火の見櫓の段」というと何だか仰々しいが、「八百屋お七」と聞けば知らない人はいない。あらすじの説明もあったが、以前から聞いていたのとは少し違っていた。お七は火付けはしておらず、番所の入り口を開けさせる為、半鐘を鳴らすというものであった。三味線を自在にクルクル回したり、会場いっぱいの人に大きな声で浄瑠璃の一節を謡わせたり、果ては、観客に実際にステージで人形を操らせるなど、大変楽しく喝采。

文楽本番、舞台の幕が開くと、一転して厳しい芸の世界が目の前に。太夫、三味線、人形遣い、黒子と舞台上の人が一切気にならず、人形の動きだけが目に入ってくるのが不思議。長い髪振り乱し火の見櫓へと登っていく人形の姿は、もはや人形ではなかった。

このあと、ヒナ・タカコさんのステージがあり、火の見櫓とグランドピアノという不思議な世界の中、すばらしい演奏と歌声。紙吹雪が舞い、そしてグランドピアノの最後の1音、深い余韻の響きに見送られ会場を後にした。(3/18)

投稿者 sensyu : 21:22 | コメント (0)

2012年03月03日

プラントピア朝日

お雛様

プラントピア朝日へ。なんとドングリで作ったお雛様が展示。おお綺麗と見ていると作者が、お聞きすればここのスタッフ、それにしてもよく出来ている。どんぐりの帽子のお椀がまたかわいい。見入っていると

年配のご夫婦も混じって話しに花が咲く。ところで植物園で咲いてる花は真赤な椿の他はマンサク、それも豆粒ほど。まだ積雪のある中、見つけたときは感動。学芸員の方から花の名前を教えてもらったり、職員の方達と大変なごやかなひと時を過ごさせていただき感謝。ここで一番好きな休憩所、それに温室ではサボテンランが咲きと青空の広がる小春日和を満喫。この植物園は越前町立らしい、あまりに立派なので県立とばかり。帰り駐車場で、滋賀県からの家族連れに、マンサクを見逃さないよう伝えたが、さて見つけられたでしょうか。

投稿者 sensyu : 22:24 | コメント (0)

2012年03月02日

水仙と神話

水仙

 何日か前になるが、越前海岸を通る。ここにはたくさんの漁港があり、その細い路地の店頭では水蒸気が高く上がり大変にぎやかで活気がみられた。水仙ランドへ寄ってみる。

強風に倒されたのか茎が横になったものがほとんど。それでも難を逃れた水仙の群集もたくさんあり楽しめる。やっと冬を脱したかのような真っ青な海を背景に水仙が一段と鮮やか。水仙の化身ナルシスという石板、そこから見る灯台がきれい。

「ナルシスの丘」案内板、[ギリシャ神話のナルシス]
 ナルシスの美しさは誰をもひきつけずにはおかなかった。とりわけニンフのエコー(こだま)は、彼を深く愛し求めたが、彼は気高くエコーを無視した。報われない恋にエコーはやせ細り、とうとう声だけになってしまった。やがて復讐の女神ネメシスによってナルシスは池に映った自分の姿に恋し報われずに命を失ってしまう。そして彼の遺体の代わりに、白い花弁と黄色の花が残った。これが水仙の花だといわれている。

水仙を見る目が変わりはしませんか。

投稿者 sensyu : 22:25 | コメント (0)

2011年12月22日

イルミネーション福井

イルミネーション

 福井市中央公園の噴水周辺のイルミネーションはとてもよくできていた。出会った若者達と楽しく会話。アイフォンとかアンドロイドとか急激に普及している携帯の話題や操作で盛り上がる。特に携帯を食べるような動作にも見える「音声検索」はこれからの新しいひとつの光景になっていくのではないか。

 子供の頃、福井市といえば「だるまや」と相場が決まっていた。それは屋上に遊園地があり、ビルからはみだしそうに回る飛行機があり、大食堂には旗を立てる例のお子様ランチと、おおよそ子供を満足させるものがそろっていた。映画も全盛でにぎやかな看板が映画館の前に立てられていた。田舎の町との差は歴然としており、まさに都会というイメージがあった。

 その「だるまや」も名を変え西武福井店となりはしたが、福井の中心であることに変わりはなく、この時期巨大なツリーがそれを表しているようだ。福井駅も新しくなって、玄関には長いトンネルのイルミネーションが輝き、学生やアベックなどが楽しそうにくぐり抜けていた。駅構内の立ち食い蕎麦コーナー店は盛況で、釣られうどんを一杯。寒い中体が温まる。中央公園内のネットで見た噴水は周囲に小さな噴水を幾重にも上げていたのに、まてど暮らせどこの日は上がらず少し寂しい思いも、トナカイの電飾は大変印象に残り綺麗であった。このところの節電の掛け声大きい中ではあるが、余ると言われている夜の電力を利用したイルミネーションが暗くなりがちな世相を少しでも明るくしてくれるならと思う。

http://www.awatabe.com/fukui/night/

投稿者 sensyu : 09:00 | コメント (0)

2011年11月28日

紫式部公園紅葉

紫式部公園

 市内へ来たついで、どんな様子か気になって寄ってみる。紅葉は見頃で、葉の痛みがほとんどなく大変綺麗だ。雪吊りとあいまって整然としている。平日だからでしょう人影も少なく、駆け足で見ていると、

 朱塗りの橋へ二人ずれ。さかんにデジカメで池の撮影。雰囲気がチョット違うと思ったら、ブラジルからの方達、おいでになって、もう1年くらい経つらしい。日本と言えば、春桜に秋もみじ、あと富士山。ブラジルのイメージは、コーヒーに踊るサンバに、あと何だろう?と私。しばらく考えて、早口なポルトガル語?で相談、返ってきた答えは「ビーチ」でした。初め桃かと勘違いし苦笑。身振りを交えて海岸と分かる。きっと想像できないほど綺麗な「ビーチ」なんだろうと思う。向こうには桜も紅葉もないそうだから、今日のもみじはさぞかし驚かれたに違いない。外国の方ほど日本のよさが分かると聞く、朱塗りの橋の上での笑いながらの話、だまって聞いていた紫式部もコックリ頷いたような。

http://www.awatabe.com/fukui/echizen/shikibu/

投稿者 sensyu : 22:49 | コメント (0)

2011年11月12日

武田邦彦氏講演会・小浜

武田邦彦氏講演会

 今ネットで注目されている教授が福井県で講演と知り、小浜へ向かう。小浜市役所へ車を入れ、玄関受付の方に会場への道を訪ね、親切で適切な案内を受ける。少し時間があったので、病院や公園、それに小浜駅など散策。5時頃会場の小浜市働く婦人の家 「咲楽館」へ

 職員の方や所長ともお話でき、この「働く婦人の家」などの概要を理解。ロービーでは主催スタッフの方々とも歓談でき、大変元気のいい市との印象を持つ。続々と会場に人が集まり始め用意された椅子は満席になり、そこへ案内されて武田邦彦教授がお見えになる。

法人会講演会「環境問題のウソと本当の話」
中部大学総合工学研究所(副所長)武田邦彦氏

看板と垂れ幕、演台横に大きいカラフルな生花

 先生の講演内容はネットでもうどなたもご存知でしょうから、ここには書かないことに。なお、講演中の携帯や写真は禁止とのことで従う。予想はしていたが、1時間半の講演のうち、1時間を原発問題にさき、残りを環境問題という構成。時折、あの人なつこい笑顔でアドリブが入り会場が沸く一時を除き、咳払い一つなく水を打ったような静けさの中、朗々と先生の声だけが響く。未だこんなに張り詰めた空気の中での講演はあまり記憶がない。それほど話す方も聞く方も真剣であったからでしょう。

 初耳といえば、先生は若い頃、オートバイで本州を一周され、その時一度小浜へ来てなんだか古い感じの宿の2階に泊まった記憶があるそう。あと、男性の方がいく分多いと感じた会場内にも関わらず、「日本男子が情けない」「日本の男はカス、セミの抜け殻」などの言葉はチョット反論したくもあるが、これは心内に何かどうしようもない特定の組織とか人物を思い描いてのことか又は叱咤激励の裏返しだろうといいように想像解釈したい。どうやら総理の代わりはいくらもいるようだが、「子供を守りたい」と声を枯らしてまわる先生の代わりは今の日本にいないと感じるからだ。最後に講演会を開催していただいた主催者のみなさまにも敬意と感謝を。
2011 11/10

投稿者 sensyu : 16:21 | コメント (0)

2011年11月09日

小次郎公園紅葉

佐々木小次郎

 服間の水間谷へは仕事でよく行く。久しぶりに小次郎公園へ寄ってみる。このところ、もみじの紅葉ばかり見ているので、いろんな木々の紅葉はまた違った風情があって楽しめる。

 佐々木小次郎の銅像、背景の高善寺屋根とよく溶け合って独特の雰囲気がある。偶然、存じ上げのご夫婦とお会いし、歓談。悠々と泳ぐコイの群れ、これだけ大きなコイになると鳥もあきらめるらしい。山から少し間がありイタチやテンなどもこないそうだ。目の前でブラシで造園小川の石の根元のアカを磨きとるところを見て、いつ来ても池の綺麗な訳に納得する。寒桜を勧められ見てまわる。土産物売り場(2003年の開所式には私も立会い)では、何人もおばさん達が集まって楽しそう。新鮮な野菜を持ち寄り販売も。賑やかな輪に入って、あれもこれもと少しばかり買ってみたがその安さに驚き。紅葉もいいが、こういった楽しく会話する場があるのは楽しい。もう少ししたら紅葉のピークと聞いた。広々とした公園は今、秋真っ盛り。

http://www.awatabe.com/fukui/kojiro/

投稿者 sensyu : 13:53 | コメント (0)

2011年11月03日

西山光照寺跡の発掘

一乗谷駅

 もう何年も前、始めて西山光照寺跡を見た時の驚きは今でも覚えている。並んだ石仏のお顔をひとつひとつ確かめるように見て回った記憶がある。すすきの咲く野原にぽつんとある一乗谷駅に一両の列車が止まる、実にのどかな光景、

 平成22・23年、このすぐ横の山際で発掘調査があり、つい最近、発掘後の埋め戻し作業を偶然目にしたこともあり、文化の日の今日、「文化の日記念公開講座・西山光照寺跡の発掘最新成果より」に参加することにした。

 一乗谷朝倉氏遺跡資料館へは予定より少し早く着き、常設展を見て回る。信長の署名やよく知っている寺社の名前などがある古文書に惹かれる。午後1時半から始まった講座は見る間に人で埋まる。ほとんど年配の方だったように思う。実際に発掘を行った文化財調査委員の櫛部さんのお話と、学芸員の宮永さんの西山光照寺に関する歴史講座とがあり、その後徒歩で現場へ行っての説明もあった。埋め戻しされているとはいえ、大きく深い井戸や「南無阿弥陀仏」と掘られた大きな自然石など見所はある。講座でいただいた大変詳しい資料の表紙には発掘の写真とともに、「500年前の祈り・・・」とある。この発掘によって知らされた西山光照寺跡の持つ意味をこの現代に置き換えて考えてみる。よい文化の日を過ごさせていただき感謝。

西山光照寺の歴史
『現在、福井市花月1丁目にある天台宗寺院。「福井大仏」として親しまれている。戦国時代には一乗阿波賀にあり、朝倉氏滅亡後、慶長11年(1606)に結城秀康から寺領を与えられ、同16年、現在の地に再興されたと伝えられる。その創建については、資料が乏しく詳細不明だが、初代朝倉孝景の叔父朝倉将景(長禄3年(1459)に長禄の合戦で敗死。法名、光照用公居士)の菩提を弔うために建てられたと考えられる。』資料引用

投稿者 sensyu : 23:09 | コメント (0)

2011年10月27日

神明苑にて

神明苑

 今鯖江の神明苑にいる。宴席も終わり、PC持込、ロビーから記事を直接アップ。目の前に東日本大震災復興支援、陸前高田物産市のコーナーもあって、このところの日本をよく表しているようだ。

 神明苑の方とお話している。ここの泉源は元歩兵36連隊兵舎跡地からであり、神明小学校の校舎のあったところに立地している。この地から大勢の出征兵士を送り出したそう。自慢は料理がおいしいことで、これから忘新年会など特に鍋物に人気が集まるとのことです。温泉の効用は腰痛によく効くと評判らしい。明日の朝風呂が今から楽しみ。


http://www.awatabe.com/fukui/sinmei_b.jpg
http://www.awatabe.com/fukui/sinmei_b.gif

投稿者 sensyu : 22:52 | コメント (0)

2011年09月11日

あわら北潟湖畔観月の夕べ

北潟湖畔観月の夕べ

 ここ北潟湖へは最近何度か来ることがあった。周辺には吉崎御坊や北潟湖畔荘がある。ここまで車で1時間半から2時間ほどかかる。福井からおいでの方達が驚いていた。私が驚いたのは、

大きな風車が立ち並び風景が一変していたこと、昨年はなかった。夕刻まだ明るく丸い月が出ている。大勢のボランティアの方達による灯りの点灯が始まっていた。それを取り囲むようにカメラの三脚が並ぶ。ちらっと見た感じ相当年配の方が多い。カメラを始めて間がないという若い方といろいろ話し、ついこの間私も通った道をそっくりそのまま歩まれているようでつい応援したくなる。年配のカメラマンのほとんどはフイルム時代を生きた方達。コストのかからない今のカメラワークに少し物足りなさを感じているようにも見える。最近ではこうしたカメラマンの方達と話に花が咲き、いったい何をしにきたのやら、ということが多い。そんなことだから今回もまたほとんどの写真がボケボケになり苦笑。さて福井の花火もそろそろ終わりか。海と違い静かな湖面での花火はまた趣がありよかった。駐車場の係りの方達は親切で、イベントの成否はここにあるような気がする、誘導ありがとうございました。

http://www.awatabe.com/fukui/awara/

投稿者 sensyu : 16:36 | コメント (0)